本当にあった
怖い話
怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。
search
search
edit_square
投稿する
login
ログイン
トップ
10秒動画
新着
注目
昨日の人気
今月の人気
emoji_events
殿堂入り
特集
意味がわかると怖い話
特集
心霊スポット
開けてくれ
作者:匿名
投稿日:2014年7月16日
Youtubeで配信中!登録はコチラから↑↑
book_5
原作の怖い話
中編
開けてくれ
A子とB男、C子とD男の2組のカップルが、夏休みを利用して一緒に旅行をすることにした。 B男は仕事の都合で出発が遅れそうとのことなので、A子はC子とともにD男の運転する車に乗り込み、先に目的地のホテルへと向かう。 道中、A子はC子やD男と他愛のない話をして盛り上がっていたのだが、車が山道に差し掛かった頃に急に睡魔に襲われ、深い眠りに落ちていった。 A子が目覚めると、そこはどうやらホテルの一室。知らない間に目的地に着いてしまったらしい。辺りを見まわすと深刻な表情のC子とD男が自分のことを見つめている。 D男は重々しく口を開いた。 「目が覚めたかい?実は…とても残念な知らせがあるんだ。どうか心を落ちつけて、ショックを受けないようにして欲しい。 さっき地元の病院から電話があった。B男はここに向かう途中に崖から転落して病院に運び込まれ…さっき息を引き取ったそうだ」 あまりに突然の知らせ。 A子は驚きで頭の中が真っ白になり、「嘘でしょ…」とだけ尋ねるのがやっとであった。 「私たちも嘘であって欲しいとどんなに願ったか。でも、これは事実なのよ」C子が涙ながらにA子に語った。 もう夜も遅かったため病院へは明日行くことにし、その日はみんな早めに眠りにつくことに決まる。 A子があまりに大きなショックを受けているようであったため、C子もD男も今日は一晩中A子の側にいると約束をした。 その日の夜遅く。A子が一睡もできぬままに過ごしていると、 「ズリッ、ズリッ」 廊下から何かを引きずるような音が聞こえてきた。 音はだんだんA子たちがいる部屋に近づいてくる。やがて、音が扉のすぐ前まで迫り 「ドン、ドン」 ドアを誰かがノックする音、そして聞き覚えのある声が響いてきた。 「A子、A子!頼むから返事をしてくれ」この声は…B男だ! A子は起き上がり扉に駆け寄ろうとしたが、誰かに手を掴まれてそれを阻まれる。見ると厳しい表情のD男がしっかりとA子の手を握って離さない。 C子も不安そうな表情でA子を見つめている。二人ともA子同様、眠れぬ夜を過ごしていたのだ。 D男が強い口調でA子に言った。 「A子、行っちゃだめだ。B男はきっと君を迎えに来たんだ。もし扉を開けたら、君まで死んでしまう!」 それでも扉の方へ行こうとするA子に向かい、C子も涙ながらに訴えた。 「ダメよ、A子。行ったらもう戻れないわ。B男はもう私たちと同じ世界の人間じゃないの。」 躊躇するA子。 その時、再び強く扉が叩かれた。 「頼む、A子。お願いだ…開けてくれ。俺は、俺はおまえなしじゃダメなんだ。お願いだ、A子。お願いだ…」 A子は二人を振り払い、涙ながらにこう言った。 「ごめん。二人とも、ごめん。私もB夫なしじゃ生きていけない。B男がいない世界で生きるぐらいなら、B男と一緒に向こうの世界へ…」 A子は扉に駆け寄ると鍵を外し、力いっぱいに扉を押し開けた。 まばゆい光が部屋の中に溢れた… 「A子、お願いだ。開けてくれ。目を開けてくれ…」 B男の声がすぐ近くで響いている。 A子は目を開き辺りを見まわした。そこは病院の一室。どうやらA子は病室のベッドに寝ているらしい。 A子の目の前にはB男の顔が、涙で目を真っ赤にしたB男の顔が見える。 「A子…」 B男はそれだけをやっと口に出すと、A子をしっかりと抱きしめた。 聞くとA子たちを乗せた車はホテルへ向かう途中に崖から転落。A子はすぐに病院に運び込まれたが、一晩の間生死の境をさまよっていたらしい。 「それから…C子とD男は死んだよ。病院に運び込まれた時には、もう手遅れだった」 B男は言いにくそうにそれだけをA子に告げた。
927
657
chat_bubble
7
匿名
2014年7月16日
この、もうすでに広くしられてるような話を、さも自分たちが当事者ですみたいに装おうのはやめろ!
2019年5月7日
夢幻
この話に関連した怖い話
#A子
#C子
#旅行
#病院
#B男
#D男
#崖から転落
#ショック
label
話題のタグ
search
手軽に震えるショートホラー
読み込み中...
世界に引きずり込まれる怪異ノート
読み込み中...
最後まで読む勇気が試される怪異記
読み込み中...