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これはわたしが20代、まだ実家住まいのころ、入団していた消防団活動で体験したエピソードである。特定を避けるため意図的な改変は入れてあるものの、大筋では起こった通りであることを最初に断っておく。 消防団と呼ばれる組織がある。 前身は戦前の青年団にまでさかのぼる由緒正しい団体で、その活動は...
A県山間部の限界集落での話。 そこは、山菜がよく取れる山でもある。 ちなみに俺はその集落で生まれ育った 良質な山菜が取れるので、よそ者が山菜を取りにくる。 そして数年に一度、遭難者がでる。 また、集落の痴呆老人が徘徊して山に消える事もあった。 だが・・・ 全員無事に必ず見つかる。 それ...
もう8〜9年前の話。 当時、地域活動もしなきゃと思い、消防団に入ってた。 そんなある日、朝から電話が鳴り召集がかかった。山林で痴呆の老人が行方不明になったらしい。 時期は6月。夜まで見つけなければ、最悪低体温症で命の危険もある。皆必死だった。それはその老人の徳だろう。地域に愛されてた...
俺は登山をする。歩くときは10時間くらい山中にこもってたりもする。 ここ数年で山岳遭難事故がやたらに取りざたされるようになった。日本アルプスに無謀な装備で突撃し、行政と民間の総力を結集した捜索活動が企図され、多大なコストを世間のみなさまがたに負担させる。同じ山屋として毎度申しわけないと思う...
京都に弾丸旅行しました。数年前の秋に、ひとりで。 行きたかった観光名所はだいたい回ってしまい、15時手前でプランを消化してしまいました。 時間が半端なので、近くになにかないかなーと探したら、バスで1時間ほどの山の中に大きな滝があると。 いいね、山歩きして滝でも見てすっきり帰ろうと軽い気持...
わたしは25歳くらいから、かれこれ15年近く登山を続けている。 それだけやっていれば、命の危険を感じるような修羅場を潜り抜ける破目に陥るものだ。 これはつい最近、晩秋の鈴鹿山脈で実際に体験した出来事である。 * * * このところ仕事が忙しく、毎日終電帰り...