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中編

隙間に挟まったおじさん

しの 3日前
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覗きましたが… 誰も居ません。 私「どんなおじさん?」 R「優しそうなおじいさん。いつもR達が私道で遊んでるのをニコニコしながら見てる」 私「何を話してたん?」 R「いつも、元気で楽しそうで良いね!って。おじさんは何でこんな所に挟まってるの?って聞いたら、此処から出られないんだ。って言うからママ呼んで来ようか?って言ったら、おじさんの事は普通の人には見えないんだよ。って」 私は又、隙間を覗きながら 私「まだ居るん?」 R「居ない。ママが来たら消えちゃた」 私は、ちょっと気になったので仕事から帰って来たIに隙間を見て貰いました。 I「悪い感じはしないな」 私「今、居てるん?」 I「居ねーよ笑」 私「大丈夫?R」 I「大丈夫だろうけど、霊にあんま関わるもんじゃ無いから明日ちょっと頼んでみるわ」 私「誰に?何を?」 I「取り敢えず任せとけ。多分、その男の霊は何らかの理由があって、こっから出て来られ無いんだ。本来霊なんだから何処でも自由に行き来出来るはずだろ?でも、こっから出れないなら見えなくすりゃ良い」 翌日Iは中古バイクの工場へ行き、社長と思わしき人と、例の隙間の前で暫く話して居たかと思ったら自転車で出掛け、暫くすると自分の会社のダンプで戻って来ると例の隙間にあっという間に隙間のサイズに合わせて切って来た木の板を嵌め込み隙間を隠してしまいました。 I「これで大丈夫」 私「ホンマに?こんな木の板だけで?」 I「隙間が見えなきゃ大丈夫」 私「まぁ~、あんたがそう言うなら。でも、社長さんに何て言うたん?まさか、お化けが挟まってるって??」 I「言うか笑子供達が、この隙間が気になって入ろうとして危ないから塞がせて欲しい。って言った。あの社長、さっきまで此処にこんな隙間がある事自体知らなかった。どうぞ!どうぞ!ってさ笑」 私「そうなんや」 その日の午後に学校から帰って来たR達はいつもの様に私道で遊び始めました。 Rはその日から全く隙間を気にしなくなりました。 隙間に挟まって居たおじさんは、いつから挟まって居たのでしょう。 そして… 今もまだ、木の板の向こうで挟まって居るのでしょうか… ※一軒家に引っ越してからのRのとんでもない体験の前に住宅街のメンバー説明も兼ねて先に違うお話を書かせて頂きました。 次の話は長くなるので、時間を見つけて又、投稿させて頂きます。

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  • 運が悪ければ、自分だって隙間おじさんになるかもしれない。おじさんの魂が報われますように……。
    匿名
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