
短編
葬式の度に
匿名 2日前
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うちの娘の事です。
娘が小学二年生の時、父方の祖母が亡くなりました。
娘にとっては曾祖母。
葬儀の直前、私が持ってた数珠を気に入り娘の為に買った数珠と交換しました。
数珠を渡し、私の隣の椅子に座った瞬間、ポロポロと数珠が落ちたので、古いせいもあり糸が切れたのだと思いました。
その数日後、兄嫁のお父さんが亡くなり、葬儀中に
誰か、おいおいって言ってる・・・?
と。
その約一年後の母方の祖母(娘の曾祖母)の時も
誰か何か言ってる、何を言ってるか分からないけど
と。
それから半年後、父の妹の旦那さんが亡くなった時。
葬儀場の控え室で、お茶の準備などをしている時は他の従姉妹達と協力し
暖かいお茶が一つで冷たいのが二つ!
などと手伝ってくれていたのですが
葬儀が始まるので式場へ移動した時。
頭が痛くて気分が悪いと顔色が悪くなり、私と一緒に控え室に戻りました。
座布団を3枚ならべ、持っていたバスタオルをお腹に掛けて、数珠を握らせて寝かせていると・・・
持ってただけなのに数珠が切れてしまったのです。それも新しい数珠。
私は葬儀場の人に事情を説明すると、直ぐにお清めの塩を準備して下さったので、少し舐めさせた後、体に振り寝かせました。
葬儀が終わり体調も良くなり帰ろうとした時に、葬儀場の人が小さな小瓶をくれました。
帰ってお風呂に入る時に入れて下さい。
と清酒を分けてくれました。
ちゃんと、神棚に上げてたものだからね!
と言ってました。
帰って直ぐにお風呂を沸かし、娘をゆっくり浸からせて、父や母。
そして私。
短い間に立て続けの葬儀。
その疲れもあったのだと思う様にしてます。
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