
中編
山で
匿名 3日前
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阪の夜景が見えた。綺麗だった。そこで写真を撮ったりしていると後ろからカサカサと音がした。
俺「何の音?」
S「もうええてー。」
俺「動物かな?猪とかやったら危ないな」
S「戻ろ」
俺「そうやな」
そんな会話をして戻ろうとすると音が大きくなった。ただそこで違和感に気づいた。
動物の足音ではない。なぜわかるかというと崖下から足音は聞こえてこず、一本道の俺たちの後ろから聞こえてくるからだ。
俺はSの前を歩いており、今そのことをSに言ってパニックになる方が危ないと思いSには言わなかった。
そしてだんだんと足音が速くなってきた。
その時、自転車を止めた場所に着いた。少し安心した。そこからは特に何もなかった。
そして帰りはひたすら山道を下るだけだった。正直幽霊よりも後ろから来る車とカーブの方が怖かった。
途中にあったカーブミラーに映った何人かの人影が列になって俺たちの横にいるのを見た時を除いて。
そこから山を下りてラーメン屋に行くことになった。街に出た頃には嫌な感じもしなくなって、それ以降カーブミラーを見ても何もなかった。
俺は山で温かい空気を一瞬感じたのは霊の列に当たってしまった可能性もなくは無いと思っている。というかそれ以外の原因がない。今は1/13(翌日)。あの出来事以外には特に何もない。
後日談:
- 読んでいただいてありがとうございました。景色はとても綺麗でしたが、皆さんも山へ行く時は色々気をつけましょう。
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