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長編

1人かくれんぼ

とおむ 2018年2月9日
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1人かくれんぼ 怖いもの好きな人ならご存知だろう。万一、知らない人がいたら、ネットで内容が無数に出てくるので、検索してほしい。 「1人かくれんぼ」 大学生だった俺はネットで見て有頂天だった。今まで幽霊はもちろん、怪奇現象すら遭遇したことはなかった。怪奇現象が体験出来るかもしれない。それだけで、ワクワクしていた。 また、タイミングも良かった。両親は県外で働き、独り暮らしをしている姉貴のところに遊びに行っている。 今日は実家は使い放題。朝から夕方までゲームをしていたが、さすがに飽きてきて、夕方からはネットサーフィンをしていた。そんな時に友人Aから電話があった。 「1人かくれんぼってのがあるらしいよ。」 「えっ?なにそれ?」 「それはね………。」 Aとの電話が終わり、ネットで1人かくれんぼを見た時には夜中の2時になっていた。 早速1人かくれんぼの準備にかかったが、すぐに一番重要なものがないことに気付く。「ぬいぐるみ」だ。男の俺はぬいぐるみなど持っていない。家の中を探したが見当たらない。 ぬいぐるみを売ってそうな24時間営業の店は実家から片道30分はかかる。何とか、午前3時までに帰ってこれたとしても準備の時間がない。 明日には両親が帰って来てくるということもあり、こんなチャンスは次いつめぐってくるのか分からない。ここまでくると、最後の手段しかなかった。 姉貴の部屋だ。 実の姉貴とはいえ、女性の部屋に入ることには気が引けていた。実際、姉貴が実家を出てから姉貴の部屋に入ったことはない。だがこの時ばかりは好奇心が上回っていた。部屋に入ると案の定タンスの上にぬいぐるみが置いてあった。 (どれがいらないぬいぐるみなんだろう・・・。) そんなことを考えながらぬいぐるみを選んだ。 人気キャラクターやご当地ものを省くと、どこにでもあるテディベア(ノーブランド)が最終候補になった。 すぐに準備に取り掛かる。・・・準備が終わったのは午前2時50分頃であった。 ギリギリ間に合ったことに安堵しながら、1人かくれんぼが始まった。 誰もいない暗い部屋に自分ひとり… さすがに怖かった… でも、究極ではなかった。また、心霊現象も起きない。 時々、パキッっていう音が聞こえたりするが、そんなの1人かくれんぼをしていない普段の生活でも鳴ることがある。こういう音を心霊現象と勘違いしているだけか… などと、考えながら

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