Ａとする)を見ると その人も飛び降りる気満々。 あ、そーゆーやつか。じゃあ大丈夫だって思って 一緒に飛び降りた。 あの背筋がひやひやゾワゾワする感覚で目が覚めた。 携帯を見るとＡＭ6：00 やっぱり飛び降りって怖い。 もう怖い夢見ないように 音楽聴きながらまた目と閉じた。 「なにしてるの？？」 なんか聞き覚えあるな。と思って目を開けると 目の前に顔がぼやけてるけどＡが立っていた。 うそでしょ。なんて思いながら後ろ振り返ると 今にも壊れそうな扉。隙間から無数の手。 また戻ってきた。 すぐ寝るから同じ夢を見てしますのか。 でもすごく鳥肌が経っていた。 次起きたら そのまま起きてよう。うん、そうしよう。 なんて思ってまたビルの屋上から身を乗り出す。 「Ａは、一緒に飛ばないの？」 と聞いてみる 「大丈夫、すぐいくよ」って言われた なんかこのやり取り心中する恋人みたいだな。なんて思いながら ビルの屋上から飛び降りた 背中ゾクゾクする気持ち悪い感覚 早く目覚めないかな。なんて考えてたら 下からの強風に煽られて 頭からコンクリートに向かって落ちていたはずが 頭上には空とビル、こちらを見下ろすＡの姿。 その瞬間頭の中で声がした 「　起　き　ら　れ　る　と　思　っ　た　？　」 ものすごく低い声、声っていうか機械音みないな。 そしてＡの顔がはっきり見えた瞬間 目線が変わった。 落ちている自分を、ビルの屋上から見下ろす　自分 Ａはもう一人の自分だった。 え、なんで なんで言った瞬間に目線が落ちているほうの自分に戻り 鈍い音と痛み、きっと、もげたんだろうな。変な方向を向いている自分。 どんな格好してるかは不明だけど目線だけで いつもは絶対見ない場所を見て動けないことから 現状を把握する。 こちらに近づいてくる足音目線の先に見える足。 嫌な予感がして目を閉じる。 『　何　回　も　起　き　れ　る　と　思　う　な　よ　』 その声が聞こえた瞬間びっくりし目を開けると 眼球に映る自分の顔。ひどい体制になっている自分と まったく同じ体制で目から血を流しながら顔を覗き込んでくる　私 そこから先はたぶん夢の中で気絶したのかな 思い出せない 気づいたら、ベッドの上で 携帯を見ると13：00だった。 ドッペルゲンガー見た人はやばいっていうけど 夢で自分に逢ってしまうのは セーフなんだろうか。