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短編
祖父のファインプレイ
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祖父のファインプレイ

2017年10月12日
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昨日体験したお話です。

昨日、私は祖母と母と弟と四人で地元近くの温泉宿に泊まりに行きました。

予定より一時間早く着いたので旅館の下を流れる渓谷の遊歩道を母と弟が散策に行きました。

私と祖母は旅館へ直行でした。

因みに、この旅館の付近には自殺で有名な滝があります。

其処から流れている川でもあり、私自身そちらの方を向くと何時も何かしらを感じとりますので絶対に渓谷の方へは行きません。

祖母とゆっくり歩き、ワイワイ話していると直ぐに着きました。

旅館の入り口で待っていましたが、弟と母はまだ着いていませんでした。

私は心配になり、迎えに行きました。

同時に弟の姿が渓谷と旅館を繋ぐ道から見えました。

しかし…。

弟の周りに何か黒いものが蠢いており、横に白い服装の長い髪が濡れた女性が立っていました。

瞬時に弟に憑いてきた自殺者で弟が危ない‼

と、悟ると私は無意識に怒りが湧いてきました。

弟を恐がらせてはいけないので、平静を装いました。

心の中で怒りながら自殺者の幽霊に睨みを聞かせていました。

「私の可愛い弟に近付くな‼地獄に叩き落とされたいのか…?」…と。

同時に目の前に見覚えのある白いチョッキを着た後ろ姿が見えました。

「祖父ちゃん」

驚く私に祖父は優しく笑いかけたあと、弟と自殺者の幽霊に身体を向けました。

その瞬間、幽霊も弟の周りを蠢く黒いものは消えました。

あっという間の出来事にビックリしました。

寝る前に滝の写メを尾頭とから受け取った父から幽霊が写っているとLINEが来ました。

見ると…かなり写っていました。

水のなかに浮かぶ白い顔は女性でした。

私は即座に弟に写メを消すように伝えました。

今朝がた、夢の中に祖父が登場しました。

「じいちゃんがいるから安心しなさい。忘れて楽しみなさい。只、二度と彼処へはおりては駄目だよ。」

…と優しい笑顔で私に言いました。

目を覚ますと、弟の枕元に祖父が腰掛け弟の頭を撫でていました。

「やっぱり。彼処で、お父さん達が社員旅行の時に飛び降り自殺があって、若い女の子が亡くなったんだよ。」

…やっぱりと思いました。

祖父が降臨するくらい弟は危険な状態だったのかと思うと祖父に感謝です。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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