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籠の中⑨(少しずつ自由を取り戻した未奈)

そのあとは未奈のロープを解いた。
未奈は黙って三角座りをしていて、どことなく身を守っている感じがした。
お互いに話す事もなく気まずかったので、俺はテレビをつけた。
未奈も少し離れたところから一緒に見ていた。
その日の夜は、未奈を縛らずに寝ることにした。 未奈を見ると、昨日よりずっと安らかな顔で眠っていた。
次の日俺が仕事に出かけるときは未奈の後ろ手首だけ縛った
未奈は外側から鍵がかかっているため脱出することもできない。
仕事から戻ってくると、未奈を拘束せずに多少見ておくくらいで特に何かしたりもしなかった。
その夜や寝るときも朝まで縛らずに過ごした。
次の日、俺が仕事に行くときは後ろ手に縛ったままだが口にガムテープはしなかった。
これは未奈を試す意図もあった。
未奈が縛られている姿とはいえ、本気なら逃げられる状況だからだ。
家でのビデオカメラはオンにしたままだが、ときどきスマホから家の様子を観察しても未奈はそのまま部屋にいるし、何かおかしなことをする様子もなかった。
俺は仕事の帰り道、ショッピングモールに寄って未奈の服や下着を買った。
胸のサイズはやっぱり物足りないなとながら思ってしまった。
それでも未奈が可愛いからいいんだが・・。
そして、家に戻る俺。
暗い部屋で縛られている未奈が俺を見た。
ロープを解いて服の入った紙袋を渡すと、未奈は少し嬉しそうに受け取った。
そのあと、未奈は物陰とかで服や下着を着がえた。
寝巻きも用意してあり、寝る前はそれを着させた。
そして、俺の横で寝る未奈。
少しずつ距離が縮んだ感じがした。
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