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短編

早朝の訪問者

カミト 2日前
怖い 301
怖くない 200
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これは私が体験した本当の話です。 ある夏の朝のことでした。 寝ていたのですが、ふと意識だけが目を覚ましました。布団を抱き枕のように抱いて寝ていたらしい姿勢のまま体を起こすこともなく、目を開ける訳でもなく、意識だけが覚醒した状態でした。 (まだ早そうだしもう1回寝よう…)とそのまま再び眠りにつこうと思いました。 その時、 ドンドンドン!! 玄関のドアが叩かれました。 当時住んでいたマンションは、寝室のドアを開けたままだとベッドから玄関が丸見えでした。普段から寝室のドアは開けっ放しで寝ていた私は、夜必ず寝室に入る前に玄関に寄って鍵を締めているか確認してから寝室に入るようにしていました。もちろんその前日も確認したはずです。なので、(アラームも鳴っていないような早朝だし、このまま寝て居留守を使おう)と無視することにしました。 けれど、ドンドンドン!!という玄関を叩く音は止まりません。 (他の部屋の迷惑になったらどうしよう…) (出た方がいいかな…) そう思いましたが、やはり寝起きで誰か分からない訪問者の対応は嫌だったので居留守を続行しました。 ドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドン それでも止まることなくずっとドアが叩かれるので、次第に玄関が閉まっているとはいえベッドが丸見えなことに不安を感じてきました。 (もし玄関が開いたら私丸見えなんだな…) それでも、前日は鍵がかかっているのを確認してから寝たし、意識だけが目を覚ました最初のまま動いていないので、姿勢は布団を抱いた寝相のまま、まだ一度も目を開けていない…よって完璧な狸寝入りが成立している…!!そう自分を奮い立たせようとしました。 その時 先程までずっと激しく叩かれていたドアの音がピタリと止まったと同時に 次の瞬間、耳元で 「寝ているように見えないんですけど…」 と囁かれました。 ゾワッとしたと同時に気を失ったのか、次に目を覚ますとお昼頃でした。 先程のは夢だったのか現実だったのか…けど耳元で囁かれた声はとても生々しく覚えています。 (とりあえず起きて水飲もう…) ベッドから起き寝室を出て玄関に目をやりました。 すると その日だけ何故か玄関の鍵がかかっていませんでした。

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