
長編
吸血鬼の女
匿名 2日前
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きゅらの部屋に入ると、きゅらは俺に体を寄せてきた。
きゅらは、
「何ソワソワしてるの??」
「なんか、きゅらさんの部屋に入れると思うと!!」
そしてきゅらはさらに体を密着させながら
「そっか、じゃあ、もっとドキドキさせてあげるね!」
すると、きゅらがロープを取り出した。
「え、まさか??」
「そう、嫌?」
きゅらが聞くものの断る隙もなく、俺はきゅらにロープで後ろ手に縛られてしまった。
そして、きゅらは
「すごーい!恥ずかしい格好してるよ!」
俺はきゅらのような綺麗な女性の前で惨めな姿を晒していた。
俺はフローリングの床に腰を下ろしたまま、
「そして、本当バカな男だね。私とエッチなことできるとでも思ってたの?」
「え?どういうことですか?」
「あなたは私の獲物。はじめからあなたをエサにするために釣ったの!」
すると、きゅらはナイフを取り出した。
「や、やめてください・・」
きゅらは舌を出して、
「どこの血を舐めて欲しい?」
「え?血を舐めるって?俺の?」
俺は混乱していた。きゅらが何をしたいのか?、
「そう!人間にも人の血を求める人もいるんだよ?所謂、吸血鬼ってやつ!」
そしてきゅらはナイフで俺の体のあちこちに刃を向け、そして・・・
・・・
気がついたら、俺は病院のベッドにいた。
どうやら俺は、品川のマンション近くの道で倒れていたらしい。
大きな怪我はないが、俺の胸や腹には線状の傷があった。
さらに立ってみると体重が少し軽くなった気がした。
あのときのことは、夢なのか現実なのか今でも分からない。
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