
長編
修学旅行から連れてきた者
Awf 3日前
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の日から電気をつけて眠ることにしました。
それからの数日間は快適に眠れ、金縛りにあうことなく過ごせました。
いつも金縛りにあってたときは、ベッドがあるのに何故かベッドで眠らず
床に布団を敷いて眠っていたのですが、
金縛りから解放されてからは何故かベッドで眠るようになりました。
ベッドは部屋の隅に置き、私はいつも仰向けで寝ていました。
そしてある日。
電気を消して寝てしまい、真夜中にまた金縛りにあいました。
ベッドの頭の方を壁にくっつけていたので、枕元には立てないだろうと思っていたのですが、
金縛りの体勢がいつもと違い、壁に背を向ける形で、顔は部屋を見渡せる、横向状態でした。
いつもと違うのは、またより一層怖かったです。
まぁ、この時点でこれ本当の心霊体験だなと実感したのですが。
暗闇の中で私から見て向こうの右端のほうから、
ぼんやりとした光がでてきました。
提灯のようなぼんやりとした光です。
それが徐々に縦に大きくなりました。
私は訳もわからずそれをじっと見つめていました。
するとよくよく見たらその光は人の形をしていて、死装束っていうのかな?白い着物を着ていました。それが、ススーッと斜めに動いていきます。その後ろにもまた、ぼんやりとした光がでて
人の形になり、前の人の後ろにピタリとくっつき、ススーッと斜めに動きました。
私の足元を通り過ぎ、壁へ消えていきます。
そんな光が何人も何人も、しかも行列で目の前を横断していくのです。
幸いなことに、その人達は私のことなんか気にしていないし、私の存在に気づいていないのか、
まっすぐにまっすぐにススーッと通り過ぎていきます。
女性や男性や老人など、様々な人達がぼんやりとした光をまとって消えていきます。
最初は恐怖でしたが、どんどん落ち着いて着た私は
なんか綺麗だな〜いつ終わるんだろ?と思って見ていました。
すると、最後尾の人が通り過ぎ、また部屋は真っ暗になりました。
真っ暗になり、幽霊も全員どこかへ消えたはずなのに金縛りがとけません。
そこで私は気づいてしまったんですが、1人だけ残っていたんですよね。
提灯のような光の人達は、斜めにまっすぐ消えていったのに、
その最後の1人は、体をこちらに向けて、明らかに私を認識していました。顔は俯いていましたが。
その人は、光ってもいなくてそこに本当にいるかのような存在感で、
でも身体中から汗が止まらなくて、本当にやばい
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