
郊外のアパートでの一人暮らし、私は美術展で昔の友人と再会した。彼女はアーティストを目指しており、独特なスタイルの作品を展示していた。
彼女は大学に進学し、私は別の専門学校に通っていたが、互いに連絡を取り合うことは減っていた。しかし、彼女のSNSにアップされる作品にはいつも注目していた。彼女の絵は少し独特で、時には不気味さを感じさせるものがあった。
その後、彼女の投稿は次第に自虐的な内容が増えていき、私は興味を失い、彼女のアカウントをミュートした。数ヶ月後、ある日、友人から小包が届いた。差出人は彼女だった。
中には、彼女が描いた一枚の絵が入っていた。緑豊かな森の中で笑う私の好きなキャラクターの絵だった。彼女の絵は相変わらず独特で、少し気味が悪い印象を受けたが、私はお礼のメッセージを送った。
その後から、私の体調が崩れ始めた。倦怠感や頭痛が続き、学校も休みがちになった。ある日、部屋でぼんやりとその絵を眺めていると、背景の森の中に異様な黒い影が見えた。
嫌な予感がした私は、その絵を詳しく調べることにした。絵の表面は厚い絵の具で覆われていたが、剥がしてみると、そこには魔法陣のような不気味な模様が描かれていた。私はこの絵がただのアートではなく、何か悪意を持ったものだと確信した。
急いで庭に行き、焼却することに決めた。ライターで火をつけ、絵が燃えるのを見守った。すると、驚くことに、少しずつ体調が改善されていくのを感じた。
しかし、その後、彼女のSNSを確認してみたところ、アカウント名は『不気味な楽園』に変わっていて、陰湿なコメントが並んでいた。私の好きなキャラクターが、彼女の絵の中で不気味に笑っている姿がアイコンに使われていた。
その後、私の好きなキャラクターが大炎上したことを知った。彼女に何が起こったのか、もう知りたくもなかった。私の部屋には、祭壇も、彼女の絵も存在しなかった。全てはもう、過去のものとなった。彼女との関係も、絵がもたらした恐怖も、全て消え去ったのだ。
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