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中編

山奥の不思議な村

匿名 47分前
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合い、走るスピードが少し落ちていきました。 祠に近づいた時、誰か立ってるのが分かりました。 白い服を着た知らない女の人で、俯いていました。 私たちはおじいさんの言っていた言葉を思い出して、その人を見ないように、通り抜けた時に その女の人は低い声で「やっと・・・~~なのに・・」とつぶやくように言いました。 友達が思わず、「えッ?」と言って振り向こうとしたので、私は「振り向いちゃダメ!!」と 友達の手を引っ張って一気に山を降りました。 家に帰った時にはもう8時近くなってて、父と母にものすごく怒られました。 どこに行ってたの!!となったけど、 山に行っていたことは言えませんでした。 後日、祖母が心配して、話を聞いてくれました。 その時、仏壇のある部屋で話していたのですが、不意に部屋の鴨居を見上げて 思わず「あっ・・あの時の、おじいさん・・!」と声をあげてしまいました。 ご先祖代々の写真の中に、あの時に会ったおじいさんの写真がありました。 「ああ・あの人はあんたのひい爺さんだよ。実はね・・」 祖母の話によると、私たちが探検に行った山は、かつて差別を受けていた者たちが ひっそりと集まって住んでいた。 けれどもある時、暮らしに困った山の人たちが、食料を分けてほしいと この町にやってきた。 みんな冷たいもんで、誰一人、知らん顔、でも、父ちゃんだけは・・ああ、あんたのひいじいちゃんだけは 気の毒だからって、 畑で採れたもの、分けてあげて、、 ンである日、その山に人に誘われるように山に行って それっきり帰ってこなくなった。。 私ら、町の人も、山に手分けして探しに行ったけんど 大体その村が、どこにあるのか全然わからなんだ。 結局、行方不明のまま、山の人も、それっきり、姿を見せなくなったんよ。 祖母は遠い眼をして、うっすらと涙を浮かべていました。 「きっと、ひいじいちゃんがあんたのこと、助けてくれたんね」と言っていました。 私が手に持っていたのは、南天の木の枝でした。 祖母の家の庭に同じものが植えてありました。 ・・・あれから数十年がたち、田舎に帰った時に一度だけ、あの山に行ってみたことがありましたが 小さい祠を見つけることはできませんでした。

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  • トトロとハク様出てきて草
    ぱむ
  • こーゆう話はなんかロマンがあって好き
    無名
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