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短編
空き家
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空き家

2018年11月8日
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私が五歳位の頃の話です。

近所の友達数人で、鬼ごっこをしていました。

普通は公園なのでしょうが、近所に公園がなく住宅の密集した自宅周辺で遊んでいました。

路地裏や細い抜け道を掻い潜りながらの鬼ごっこでした。

友達A君に「一緒に逃げよう」と腕を掴まれ、逃げたのは細い道でした。奥に行くと誰も住んでいない空き家でした。

玄関を開けて入った瞬間、友達と二人で固まりました。

目の前に、天井からぶら下がった縄。先端は丸くなっていたのです。腰を抜かし、尻もちを突いた時、その真下に血が2.3滴垂れていました。

私と友達は、「うぁ~!!」絶叫し今来た細道を全速力で逃げました。

細道を出た瞬間「ドン!!」鬼と正面衝突。

呆気なく、鬼に捕まってしまいました。

この後、その空き家の隣のおばさんに思いっきり叱られたのを覚えています。空き家の管理人だったそうです。

後日、私は母に引っ張られ、お詫びに行ったのを覚えています。

ただ、母が管理人のおばさんと何を話していたのかあまり覚えていません。

数年後にふっと思いだし、母に尋ねたら

「あんたが侵入する半年前に、首吊りがあって、自殺か他殺かも分からなかったみたいよ。今も未解決だって。怖いねぇ~。」

あれから、何十年も経っていますが今でも鮮明に場所と目の前にあった光景は、絵に描ける程覚えています。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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