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異性の旅⑥(完結編/男に戻った俺)
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異性の旅⑥(完結編/男に戻った俺)

1日前
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目が覚めた。

そこは手術室のような場所だった。

「お目覚めですね。」

「お帰りなさい。」

俺の周りには医師や研究員のような白衣の人たちがいた。

またもや、胸や陰部などに違和感があった。

俺は男に戻ったのだ。

1週間はあっという間だった。

看護師のようなスタッフに体に装置されていた器具を外され、手術台から下りて歩く。

視線が高くなっていて、髪もバッサリ切ったように短くなって、元の自分の体なのに違和感がなかなか抜けなかった。

俺は施設から出て、元の生活に戻り、会社にも復帰した。

俺が元気に戻って来たことや土産話に上司や同僚も喜んでいた。

仕草など女だったときの癖がつい出てしまうこともあったが、概ね問題なく社会に戻ることができた。

・・

戻ってから数日後、俺は現実の果帆にあってみたいと思い果帆の家の最寄り駅に向かった。

果帆には何の連絡もしていないが、淡い期待をこめて彼女のマンションのすぐ前まで来た。

物陰に隠れて待っていると、しばらくして果帆がマンションから出て来た!相変わらず若くて可愛い女性だった。

だが、果帆の横には彼氏であろうイケメンの男がいた。

そして、イケメンの男に寄り添う嬉しそうな果帆の笑顔。

果帆といる男は遼馬などの仮想現実に出てきた男友達でもなく全く知らない男だった。

俺はただ逃げるようにその場を去った。

そしてショックを受けながらも、やはり仮想世界は仮想世界でしかないんだと、現実との違いを思い知った。

・・・

・・

「意味が分かるとこわい話」としての解説

仮想世界の中で果帆は「主人公と中身がそっくりそのまま入れ替わっている」と言っているが、仮想世界という特性上、現実世界で本当にそうであるとは限らない。

例えるなら夢の中で経験したこと・聞いたことが、現実とは何ら関係がないのと一緒だ。そのため、主人公が現実世界で見た果帆らしき女性は、仮想世界の中での果帆とは一切関係なく、現実世界での名前も人間関係も通っている大学なども全く違うものかもしれない。

さらに言えば仮想世界に現実の果帆が来て仮想世界の中で出会ったというのも果帆にとっては何の関係もない(そもそも仮想世界を現実の果帆が体験していない)のかもしれない。
そして、現実に存在する女性が仮想世界の人物のモデルにされているのはどういった経緯からだろうか。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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