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長編

廃校での肝試し

匿名 3日前
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ってやるよ!」 「ありがとう・・」 未帆は強く俺の手を握った。 肝試しでなければあり得ないような状況に俺の胸は高鳴った。 そして未帆ともに階段を上がっていった。 すると、また ポーン・・ ピアノのような音が聞こえた。 未帆はかなり怖がっていることが想像できた。 そして、4階へ。 4階の廊下も1階と同じ作りである。音楽室は普通校舎の端っこにあるはずだが、階段のすぐ隣にあるのは理科室で、音楽室は廊下の反対側かなと思った。 未帆と手を繋ぎながら、俺たちは歩いていった。 理科室も廊下側に窓があり、中に何かいないだろうかとビクビクだった。 そして理科室を通り過ぎるところまで来たとき、理科室の中から ザザッ・・ザザッ・・ と謎の音が聞こえた。 俺もビビっていたが、未帆は明らかにこわがっていて俺にさらに体を寄せてきた。 そして図工室、家庭科室などの前を通っていき、反対側の端に行くとそこに音楽室はあった。 音楽室のドアは開いていて、中からは物音ひとつ聞こえない。 俺は懐中電灯で音楽室の中を照らすと、グランドピアノとその上に置かれたテニスボールが2個あった。俺と未帆はピアノの上のテニスボールを取り、それぞれ1つずつポケットに入れて戻って行った。そして音楽室を出る俺と未帆。 「なぁ未帆。さっきあっち側の階段に行って戻ってきたから、音楽室の近くに階段があればその方が早いよな!」 「私もそう思った。じゃ、行こうよ!」 俺は未帆と密着しながら歩いて行った。音楽室から出てさっき来たのとは反対方向に行くとそこにはやはり別の階段があった。それを降りれば、昇降口の近くに出られることは想像できた。そして俺たちは階段を降りて行った。 帰り道は少し安心したのと、下り階段だったこともあり少し早足で進んでいった。階段で2階に着くころ ポーン・・ またピアノの音が聞こえた。立ち止まる俺、だが未帆は俺にしがみつきながらも 「行くよ!」 と言った。1階に着き廊下を少し進むとそこに昇降口があった。 そして昇降口から早足で外に出て、校庭に着いたときには2人顔を見合わせて笑った。 「怖かったねー!」 「でも、よかった!」 すると、俺を抱きながら校舎の方を向いていた未帆は 「うん。でも、もう行くよ!」 そう言って俺から離れ、逃げるように走って行く未帆。 俺も未帆を追いかけ 「おい、どうしたんだよ?」 とはいうものの校舎を振り向く勇気はなかった。 そして、校舎の近くに置い

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    天武
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