
長編
効果的なお祓いの方法知ってる?
匿名 2014年3月15日
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中にこだまして
若干ワクッとするのと同時にガクブルした
正直「祓えんのかな……」という台詞が現実に登場する台詞なのかよと思った
俺は気休め程度に経のひとつでも上げてもらえばそれで安心して熟睡できると思ってたのに
とんでもない事態になったなと内心怖かった
しばらくして住職がやってきた。三十代ぐらいの、見るからに誠実そうな坊さんだった
地元では占いやらお祓いやらで有名なのはこの住職の人柄によるんかなと思った
ちなみに書いてなかったが、俺が行った寺院の本尊は不動明王だ
それから住職は俺に取り憑いたものに関して丁寧に説明してくれた。言われたことが多かったんで箇条書きにする
・アンタに憑いたのはまず間違いなく被災して亡くなられた人々であろうこと
・「南無阿弥陀仏! 南無阿弥陀仏!」という念仏を唱える声とベニヤ板を折るような音は、最期の瞬間の記憶であろうこと
・被災者の霊はあまりにも通常ありえない死に方なので、除霊というより慰霊になるということ
・3.11後、アンタみたいに被災地から連れてくる人が絶賛増加中であること
・特に被災地の幽霊は交通事故を引き起こす傾向があること(これは聞かれた話から俺が考えたこと)
住職の「俺が聞いた一切は被災者の最期の瞬間であろう」という言葉には俺もやっぱりなと思った
おそらく、襲い来る津波に家が流されてく中で、取り憑いた幽霊氏は念仏を唱えながら死んでいったのだろう
そう考えると寝不足程度でイライラしてた自分がなんつーか申し訳なく思えてきた
だが除霊してもらわんと仕事にならんわけで。ちなみにおばさんの「祓えんのかな……」という一言は
慰霊→除霊になる、つまり慰霊なしの除霊だけでは祓えない、という意味らしかった
ちなみに話が脱線するが、住職から聞いた他の人の話ね
その人は被災地に務める学校の先生らしいんだが、赴任してからというもの、なんでか車関係のトラブルが絶えない
ありえない交通事故をしたり事故をもらったり、ありえない故障の仕方をしたり。で、特徴的なのが、そのたびにお守りが壊れたらしい
「これ詰んだわ」と思うような大事故をしたときも、何故か無傷ですんだが、やっぱり車の中のお守りはボロボロに壊れていた
それで怖くなってお祓いに来た人がいたそうだ
そんでいよいよお祓いが始まった。数珠を持たされ、袈裟を着せられて、付き添いの姉
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(9件)
- 重い気持ちで逝くべきだったかねこここ
- 夜中の三時にパソコンが勝手に動くってのは、自動更新の設定がデフォルトでその時間なってることはよくある話か
- 軽い気持ちや遊び半分で行くのは危険極まりない。 あと霊に取り憑かれてる時や霊に関係する所に行く時は、飲酒は以ての外。 これ基本。オカルト好き
- まさにその通りです。 遊び半分で行くべきところではないです。 大事に至らず良かったですね。ヒメ
- こんな話書き込まれたんじゃ、供養して回ってた坊主がうかばれねーわ
- 福岡弁やんこの人、まさひろん
- まじかーーいやだぁ涙じゅりんご
- 軽い気持ちで行くもんじゃないね(-。-;深夜のさーふぁー
- 幽霊自体見たことないけど見たくもないな。。