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長編

小学校横の神社

匿名 3日前
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で、私達は結構な距離を走ってしまい、私を含め何人かの子はパニックで泣きそうになっていました。 しかしT君が「この山道、道なりに進むと俺んちの近所の裏山に抜けるよ!」と言うので、また気味の悪い祠の前を通って戻るよりこのまま進んだ方が良いだろうと、山道を帰ることにしました。 そこからは、道が分かるT君を先頭に私が二番目を、その後に残りの子が縦一列になって続き歩く事になりました。 だんだんと祠から遠ざかり、辺りの暗さもマシになって来た辺りからは、私達もテンションを取り戻して来て「さっきは何の音が聞こえたの?ビックリしたんだけど!」なんて笑い合う余裕が出て来ましたが、そんな最中にT君がいきなり「イタッ!」と首を押さえてしゃがみ込んだのです。 私はT君のすぐ後ろを張り付くように歩いていたので、直ぐに近寄って声をかけたのを覚えています。しかし、T君は首を押さえて「首が…」と言って泣くのを我慢して言葉が出ない状況で、私はオロオロ。 最後尾の方を歩いていた子は状況が分からず「おいおい、ここまで来てそんな冗談やめろよな」なんて笑っていたのですが、それを聞いたT君が「本当だよ!何かが当たったんだから見てくれよ!」と手をどかしました。 すると、T君の首の後ろには何か細く長い物が当たったかの様な、紫色のアザの様なものが出来ていました。もう、それを見て私達は全員絶句しました。 特に私は直ぐ後ろを歩き、首とは言わずともT君の背中を見ながら直ぐ後ろを歩いていたのですから、枝やら何かが落ちて来たのなら当然視界に入っていたハズなので、激しく困惑して震えが止まらなくなりました。 その後は、皆でとりあえず早く山を降りよう。降りたら一番家が近いT君の家で手当てしようと話し合い、その後は黙々と早歩きで山を下ったのを覚えています。 そしてT君の家まで向かいましたが、T君が「俺、今日はもうこのまま帰るわ」と言い家の中へ入ってしまったので、残った私達もそのまま遊びに行く元気もなくその日は解散する事にしましたが、残ったメンバーで話し合い、翌日にまた神社へ行き興味本位で遊びに行った事を謝ろうと言う話になり、神社前で待ち合わせする事にしました。  翌日、ほぼ同じメンバーが揃い、おっかなびっくりしつつもT君に怪我の具合を聞いたのですが、なんとあんなにハッキリとあった紫色のアザの様なものは綺麗さっぱり消えていて、本人も全然痛くないというのです。

後日談:

  • その日を境に、私ともう1人だけいた女の子は霊感を得るとまでは言わずとも、不可解な現象を体験しています。 ただ、もう10年以上経ちますがまだ全員健在です。

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