
長編
心霊トンネル…だと思う
はる 3日前
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るように話しかけるのですが、Bは答えません。
僕は確認出来てなかったのですが、どうやらBは後部座席でガクガク震えて黙り込んでいた様です。
A「おい!答えろっ…B!大丈夫か!?B!!!!」
突然Aの大声が聞こえました。
「どうした!?Bに何かあったのか!?」
A「すごい汗だ!それにものすごく冷たい!大丈夫か!?B!!!クソっ!早く!!来る時あったコンビニ目指せ!」
十数分車を走らせたくらいでようやく行きがけに寄ったコンビニが見えてきました。
僕が安堵しかけたその時、
「ウゴヴォウウェ…オエエエエエ!!!」
Bが嘔吐したのです。車内には嘔吐特有の酸っぱい臭いが充満しました。急いで窓を開け、
「B!!大丈夫か!?どうなってるA!!!」
A「わからない!!!Bが突然吐き出したんだ!!!早くコンビニに車停めろ!!!」
コンビニに着くなり車を停め、Aが後部座席のBを引きずり出し、コンビニ内に入っていきました。僕は急いで後部座席の状況を見て、吐血していないことを確認してから後を追いました。
コンビニに入ると既にAがトイレにBを押し込んでいるところでした。
入口からトイレまでが嘔吐で汚れていたので僕は店員に謝りに行きました。
「すみません。かくかくしかじかで、心霊スポットにいったら友人がおかしくなってしまいまして…」
「本当にすみません!掃除道具はありますか?責任もって掃除します!本当に申し訳ありません!」
そういい、道具を借りて掃除を始めました。
店員もとても優しい方だったみたいで、気にするな。私も手伝う。そう言って下さり、Aも加わって掃除を始めました。その間もトイレからは嘔吐する声、音が店内に響いていました。
掃除をしていて気づいたのですが、Bが嘔吐していたもの。普通嘔吐したものは食品であったり胃液であったりなはずなのですが、泥が混じっていたりゴミが混ざっていて僕達はそれを見て絶句してしまいました。
おおよそ人間の体から吐き出されるようなものではなかったのです。
『テテテテテン、テテテテテン』
突然僕のスマホが鳴りました。
誰だよ、と思いながら画面を見ると、
B
Bからの着信でした。
は?と思いながらトイレを見ます。Aが扉を閉めていたので姿は見えませんがずっと嘔吐音が聞こえています。
隣にいたAも画面を覗いてきて僕と同じようにトイレを見ています。
どう考えてもあの状況で電話をかけるなん
後日談:
- 実話なのですが、覚えている範囲での内容なので会話等はうろ覚えになってます。すみません。嘘偽りは無いですのでご安心ください。
この怖い話はどうでしたか?
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- 結局何だったんだ… 幽霊か?ゆーへー