
長編
心霊トンネル…だと思う
はる 3日前
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て無理なはず。そう思いながら電話に出ました。
『お゛い゛!゛!゛な゛ん゛で゛置゛い゛て゛い゛く゛ん゛だ゛よ゛!゛!゛!゛』
電話越しにBの泣き声とも叫び声とも取れる声が聞こえてきました。
「は?いや、なんの事だよ。ていうかお前大丈夫なのか?」
そう聞くも、
『な゛ん゛で゛俺゛を゛置゛い゛て゛帰゛っ゛た゛ん゛だ゛!゛!゛!゛』
電話の奥で大絶叫、大号泣です。
何が何だか分からない僕が途方に暮れていると、
隣でAがスマホを取り話しかけます。
A「おい!B!今どこにいる!!!!」
僕がポカーンとしていると電話の奥で、
『ト゛ン゛ネ゛ル゛だ゛よ゛!゛!゛!゛!゛置゛い゛て゛い゛か゛な゛い゛で゛く゛れ゛よ゛!゛!゛!゛!゛!゛』
どうやらBはまだトンネルにいるようです。
なんか他人事みたいですけど本当に僕は理解できなくて固まっていました。
するとAが、
A「今から向かう!ちょっと待ってろ!!!」
といい電話を切りました。
A「おい!B迎えに行くぞ!」
「いや、迎えに行くも何もBはそこに…」
A「気づかねえのか!?」
なんの事かさっぱりです。
A「音聞こえねえだろ!!!」
音?……そう思い、気づきました。
先程電話に出たあたりからトイレから音がしないんです。
店内に響いていた嘔吐音がしないんです。
僕は急いでトイレを開けました。
そこには誰もおらず、それどころかトイレがひとつも汚れていませんでした。
Aはもう車の中に入っており、
A「早く車を出せ!!!!Bがやばい!!!!」
そう言って何やらスマホで検索していました。
僕は来た道を引き返しトンネルに向かって走りました。
しばらく走るとトンネルが見えてきました。
トンネルの前ではBらしき人影が立っています。
車を停め駆け寄ると、
B「怖゛か゛っ゛た゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ご゛め゛ん゛な゛さ゛ぁ゛ぁ゛い゛」
Bがボロボロ泣いていました。
泣きじゃくるBを連れ車に戻り、コンビニまでひたすら走りました。運転中も、またBじゃないものを乗せているんじゃないか?と不安でいっぱいだったのですが、Aがずっと、
A「大丈夫。これはBだ。大丈夫。」
と言うのでそれを信じる他なく、走りました。
コンビニにつき、3人店内に入り飲み物を買ってイートインスペースで話し合いが始まりました。
序盤は泣きじゃくるBをひたすらなだめて、それからは事実確認
後日談:
- 実話なのですが、覚えている範囲での内容なので会話等はうろ覚えになってます。すみません。嘘偽りは無いですのでご安心ください。
この怖い話はどうでしたか?
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- 結局何だったんだ… 幽霊か?ゆーへー