
短編
虐待報復殺人事件
M 2日前
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6歳の少年は、父親から虐待されていた。何も悪くないのに、拳で殴られたり足で何度も蹴られる暴行を受けた。母親は虐待を止めるどころか、息子が殴られるのを見て笑った。少年の弟も父親の虐待を止めなかった。12年後。18歳になった少年は、虐待した父親を包丁で滅多刺しにして殺した。少年は自ら警察に通報して、殺人容疑で逮捕となった。事件から3週間後、検察庁は少年を殺人の非行内容で家庭裁判所に送致した。家庭裁判所は、少年審判で刑事処分相当として検察官送致を決定した。検察庁は、少年を殺人罪で起訴した。事件から1年後、裁判が開かれた。少年は起訴内容を認めたが、反省しなかった。検察側は少年に懲役24年を求刑した。判決公判の日。裁判長は少年に懲役22年を言い渡した。判決理由で、何ら反省の色もなく自分の行為を正当化し、残虐かつ悪質であるが前科がないことを考慮して、減刑したと述べた。
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- 本当にあった話なら。幼い子どもの心を守れなかった環境が怖いです。青年に、なってまでも変わらない根深い闇ができてしまうのは至極当然。怖いというより、悲しいですんーぅ