これは私が大学生の頃バイトしていた先輩から聞いた話です。 私は車の免許を取ったばかりで、早く自分の車が欲しい！と思っており、その先輩にも話しました。 すると、「俺もお前くらいの時同じこと考えて頑張って買ったなあ〜」と言い、思い出したようにこの話をしてくれました。トンネルの名前とかも言ってたんですが、忘れてしまって明記できません…。 以下から、先輩が話したように書きたいと思います。 「俺もお前くらいの時やっぱり車欲しくて、頑張ってバイトして金貯めて中古車買ったんだよ。普通のセダン。誰よりも早く欲しくてかっこいいわけでもないけど安くて買ったのよ。 大学の仲間に早く自慢したくって納車された当日にドライブ行こって話になってさ。 ちょうど5人乗りの車だったから仲よかった5人組集めて出かけようってことになってねー。 学校終わってすぐまずは今までいけなかったラーメン屋行こうってなって出かけたり、みんな田舎出身だったから渋谷とか新宿、六本木とか回って都会もわざわざ見に行ったりね（笑） そんで、夜も遅い時間になってきて、いわゆる学生ノリだよね（笑） 誰からってわけでもなく 『心霊スポット行こうよ！』 ってことになってさ、皆で携帯で必死に調べて良さげな所見つけてそこに行こうってなったわけ。 そこは普通のトンネルなんだけど車1台が通れるくらいの幅で、長さも100メートルくらいだったかなー。 住宅街にあるんだけど、線路をくぐるために作られたみたいなトンネルでさ。 そのトンネルでは、 車で通ると、外から窓をバンバン叩かれるとか、家について車を見てみると手形がびっしり付いてた、とか、そーいう謂れがあったのよ。 まあ、都市伝説だろ！！とか俺たちも半分バカにして、でも地元から遠くないしってことで行ったわけ。 多分都心から1時間半とか走ったかな、そのトンネルに到着したのよ。 確かに照明もオレンジで所々切れてたり、なんか中濡れてたりで雰囲気は出てた。 ちょっと寄せて車停めてトンネルの前で写真撮ろうってなって、ほら、なんか写るかもとか言ってさ（笑） 4人で並んで、1人が携帯で写真撮ったのよ。 …まあ何も写ってなくてね（笑） じゃあいざ入ろう！ってなってみんなで車に乗り込んでほんとゆっくりのスピードでトンネルに入ったのよ。 トンネルの壁には落書きとか、劣化でできたような傷とかあって、水も垂れてくるし確かに気持ち悪かった。 その