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長編

真夜中の訪問者

匿名 5日前
怖い 1,188
怖くない 813
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ん!帰ってください!」と、母の怒鳴り声が聞こえました。 私は普段、母の怒鳴り声なんか聞いたこともなかったので、 それだけでかなりビビッてしまい、その時点で涙目になっていました。 玄関ではガチャガチャガチャガチャ!!と、 チェーンの付いた扉を無理やり開けようとする女性と、閉めようとする母が出す音が大きく響き渡り、 17歳の私を泣かせるだけの迫力がありました。 でも、その押し問答の最中も聞こえてくるのは母の声だけ。相手の声はしません。 やっとバタン!と玄関が閉まる音がして、母がふぅふぅ言いながら部屋に帰ってきました。 「あの人、やっぱり○○(私の事)の言うとおりだね。頭おかしいみたい。怖かったでしょう、ごめんね」 と母が言うので、「なんかされたの?大丈夫??」と聞き返しました。 すると母はまた笑って、「いやいや、全然大丈夫。今日はもう寝なさい」と。 しかし、この話をしている最中に、また玄関のチャイムがピーーピーーピーーピーーと物凄い勢いで鳴り始め、 今度は玄関のドアが、ドンドンドンドン!!と叩かれました。 私のビビり具合はMAXに達して、「警察に電話しようよ!」と泣き始めました。 母は「あとしばらく続くようなら警察を呼ぼう。あなたはもう寝なさいって。大丈夫だから」 と言い、寝る準備を始めました。 私は怖くてなかなか寝付けず、しばらく玄関の音に耳をすませていました。 玄関の音は30分ぐらいで止みましたが、 それ以来しばらくは、夜中のお客さんは怖くて怖くて仕方ありませんでした。 その夜の出来事から5年後、私は一人暮らしを始める事になりました。 明日から新しい部屋で暮らす事になった晩に、母と話をしていて、 「そういえば、あんな事があったね~。私怖くて怖くて、めっちゃ泣いた記憶がある(笑」と言いました。 すると母が、「う~ん、あれだけで怖がってるようじゃ大丈夫かしらね、一人暮らし」と言うので、 「あれだけで?」と聞いたら、母はこう言いました。 「私ね、あの時あなたが、物凄く怖がってたから言わなかったけど…  まずあの人ね、雨が降ってる中歩いてきたって言ったのに、全然雨に濡れてなかったのよ。  で、左手にバットを持ってたの。  しかも、あの人、男の人だったよ」 私が腰を抜かしたのは言うまでもありません。 警察呼んでよママ…。 「なんで警察呼ばない

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  • 仮に訪問者側の人間だとしたらこの人は怖いと思わないんだろうな、俺もどちらかと言えば変な側だからな笑
    お前
  •  私も同じ様な経験をしました。”真夜中の訪問者〜霊はやはり存在する”というタイトルでブログを書こうとしてたら、この話を偶然目にしました。  結構、私も霊感が強い方ですが、お母様もかなりのツワモノですね。  Gooブログで同じ名前で書いてます。暇があったら遊びに来て下さい。
    象が転んだ
  • 超絶怖い
    うんこりん
  • この話しも知ってる
    まゆ
  • 通報して来た警察の方を逆に心配しちゃう。 触らぬ神に祟りなし。
    名無し
  • いやいやバット持った金髪野郎が夜中に来たら 速攻110番通報だよカアチャン!
    菜々氏
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