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見えない呼び声の話
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見えない呼び声の話

9時間前
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冬の寒さが身に染みる夜、買い出しを終えた僕は、友人の住む古びたマンションに戻った。部屋の中に入ると、静寂を破るようにスピーカーが鳴り始めた。「行方不明者についてお知らせします」という無機質な声が響く。

スピーカーは行方不明者の年齢と特徴を淡々と告げ、「発見した際は通報してください」と繰り返す。その内容を聞いていた友人がふと呟いた。「見つかるといいな」。

彼は買い物袋から色とりどりの酒を取り出し、満足気に笑った。彼曰く、このマンションは繁華街から少し離れているため、こうした放送は珍しいとのこと。彼の故郷では、たずね人のニュースが頻繁に流れていたらしい。

「うちの町では、たずね人が見つかるのは早かった。特にお年寄りが多かったからね。目立ってしょうがなかった」その言葉に、僕は少し不安になった。彼は続けて、「見つかった報告には色々な言い回しがある。無事に保護された場合は優しい言い方だけど、逆に発見された場合は…」

「それは、あまり良い状態ではない時だろうね」と僕が言うと、友人は冷蔵庫へ向かい、缶を取り出しながら「まあ、たずね人ってのは、何かしらの理由で行方をくらませているんだ」と言った。

その言葉が頭に残りながら、僕は部屋で一人、友人の心霊体験談を聞くために待機していた。彼が風呂に入っている間、僕はそのたずね人の話を考えていた。何故人は姿を消すのか、どこへ行くのか、見つからなくなるのは一体どういう理由なのか。

その時、静けさを破るように玄関から「コン、コン」というノック音が響いた。驚いて静止していると、もう一度、ノック音が鳴る。友人は今浴室にいる。果たして出ていいものか迷っていると、ふと気が付いた。チャイムが鳴らないのは何故だ?

不安に駆られ、少しずつ玄関に近づく。心臓はドキドキと不安定に脈打つ。開けるべきか、開けてはいけないのか。結局、ドアの向こうには何かがいるのではないかと考え、警戒した。

「何してるの」と突然、友人の声が背後から聞こえた。驚いて振り向くと、彼が風呂上がりで立っていた。彼は僕の腕を掴み、強引にリビングに引きずっていく。「お前、裸足で外に出るなよ。徘徊者のことを言える立場じゃないだろ?」と笑いながらも、彼は明らかに不安気だった。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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