
飲み仲間のAさんから聞いた話。
Aさんの友人に、宝くじがよく当たるBさんがいる。
Bさんは幼少期に伊勢湾台風の被害に遭い、家も親族も失った経験がある。
Bさんが小学生の時、同級生に体育が大好きな男の子がいた。
陸上記録会に向けてその男の子は毎日練習を頑張り、本番をとても楽しみにしていたそうだ。
しかし大会当日、男の子の姿が見えず、あんなに張り切っていたのにどうしたのかな?と友人達と話した後に、まだ開始時間まで余裕があったのと、男の子とは下校時によく一緒に帰っていて自宅を知っていたので、先生に許可を得て友人2人と迎えに行くことになった。
10分程度で男の子の家に到着すると、庭に女性が立っていて、お母さんかな?と思い声をかけようとした瞬間、Bさんも友人2人も悲鳴を上げた。
そこには血だらけの男の子が横たわっていて、女性の手には血塗れの斧が握られていた。
その後の記憶は曖昧で、気付いたら学校にいて友人達と号泣していたらしい。
後日話を聞くと、理由は分からないが男の子は母親に斧で滅多打ちにされて殺されていたそうだ。
母親は逮捕されたが、その後は誰も知らないとのこと。
Bさんは大人になってからも病気を繰り返したり、交通事故に巻き込まれたりとトラブルが絶えなかったが、たまに購入する宝くじは高確率で当たるそうだ。
Aさんと一緒に購入した時は、Bさんだけ100万円当てたと教えてくれた。
宝くじに当たったことのある人の経験で、絶望的な状況が続いてすがる思いで購入したら当選した、とか様々な話を聞くが、もしかしたらそういった『不幸』『絶望』の裏に、幸運が隠れているのかもしれない。
だけどこの話を聞いて、もし購入した宝くじが当たり、それが高額だったら…
もしかしたらその後は何かしら不幸が待っているんじゃないかと思ってしまった。
自分にとって何が幸せなのかを考えさせられる、そんな話だった。
後日談:
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