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中編

帰り道

匿名 2日前
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先週に体験した話です。 半年ほど前から 雨の日以外は自転車通勤を始めました。 会社までは10kmほどの距離で 大きなアップダウンもないので 自転車でも30~40分くらいで行けました。 先週末に仕事でトラブルがあり 後始末まで終わらせた時には 23:00を回っていました。 明日が休みで良かったと思いながら いつものように自転車で帰宅しました。 私が使っている通勤ルートは 途中で新道と旧道に別れていて 新道は外灯が多く明るくて道幅も広く 少し遠回りになりますが 常にそちらのルートを使っていました。 旧道の方は途中にトンネルがあり トンネルまではゆるい登り坂ですが トンネルからは逆にゆるい下りが続く道でした。 道幅は狭く外灯もまばらで薄暗いため 車や人、自転車もほとんど通りませんが その日は疲れていたし 薄暗いとはいえ外灯もあるので 旧道を通って帰る事にしました。 新道が開通した2年ほど前までは ずっと使っていた旧道も 久しぶりに夜中に通ると 車も通らないので静かで気味が悪く 自転車で通るとこんなに怖いものかと ゆるい坂道をトンネルまで登って行きました。 トンネル手前50mくらいだったか 目の前に人影が見えました。 こんな時間に何してんだ?ど思いながら その人物をすれ違いざまにチラリと見ました。 外灯で少しおぼろげに見えましたが 至って普通の40代くらいのおじさんで ジーンズに柄シャツを羽織って 無表情で歩いていました。 酔っぱらって歩いて帰っているのかと 気にせず私はそのままトンネルに入り 50mくらい進んだところで やはり少し気になって後ろを振り返りました。 そこで目にしたものは ちょうどトンネルの入り口辺りを おじさんが全力でこちらに走ってきている姿でした。 瞬間的にヤバいと感じて 全力で自転車を漕ぎだしました。 立ち漕ぎで一気に漕ぎだして 少し加速したところでまた後ろを見ました。 加速に時間がかかった分 おじさんはすでに10~15mくらいまで 私に接近してきていましたが 何かを言う訳でもなく 刃物も何も持っていません。 ただ、全力で走っているのに ずっと無表情のままでした。 とたんに背筋がゾワッとして 私はまるで競輪選手のように ただただ自転車を全力で漕ぎました。 200mほどでトンネルを抜けて もう一度後ろを振り返りました。 すると100mほど後ろのトンネルの中を おじさんはまだ私を追ってきていました

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