
短編
雪の日に父が見た不気味な足跡
匿名 2日前
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これは私の父が実際に体験した出来事です。
私の父は、釣りが好きでよく休日に渓流釣りへ行きます。その日は冬の早朝に1つの山奥のダムへ釣りへ行きました。
ダムへ着いた時は雪が降っていて、少し積もっていました。ダムの近くの釣りスポットへ足を進めると、2つの足跡がある事に気づきました。ハイヒールと革靴の足跡です。「こんな山奥でハイヒールだなんて変だなぁ」と思い足跡を辿っていくと、その足跡は、川にかかった桟橋に繋がっていました。しかしその足跡は桟橋の途中までしか続いていませんでした。しかも、
桟橋から帰ってくる時の足跡が1つも見つからなかったんです。
桟橋の向こうには小島に立てられたポンプ小屋しかなく、そんなところに高級な靴で来る理由も分かりません。
ここで考えられる可能性は2つ
2人がそこまで来た時の足跡をそのまま踏んで後ろ向きに帰ってきた
あるいは、桟橋から、身を投げたか。
普通に考えれば前者の可能性は低いでしょう。
後者だとすれば、雪が積もり始めたのはつい30分前の出来事なので つい先程、この2人が身を投げた事になります。
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