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短編

すくい

匿名 2017年6月4日
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知ってる? 地図に載っていないくらい小さな村では、ある決まりがあるんだ。 それは、【四月十二日】、ひとのすくいという日に、外に出てはいけない。また、村の外の者は村に立ち入ってはいけない。というもの。 これは村長に何度も言われていることで、新人でも絶対に守っていたそうだ。 そして【四月十二日】がやって来た。 村人は起きてから扉の鍵をしめ、覗き穴をふさいだ。 外に置いてある野菜やくわなんかも、前日にしまったから、村人は家の中で家族や友達とすごしていた。 でも1人の新人は外が気になったのかな。 ちょっとだけ覗いてみようって言って、ドアをほんの少し開けてみたんだ。 新人が開けたドアから覗くと、そこには村長がいたんだって。 そしたら村長が… 「おい。覗いているな?私も腹が減ったんだ。丁度いい。」 たしかに村長の声だった。 新人はうわぁ!と悲鳴をあげた。 次の瞬間、新人の家は村長に丸ごと飲み込まれた。 新人が悲鳴をあげる時間もないほど、一瞬の出来事だった。 そう。ひとのすくいの日とは、人を救うということでもない。人の巣食いという意味。 そして村の家がなくなったら、他の村に行ってまた人の巣食いを始めるそう。 え?なんでこのことを知ってるかって? それはね。 「私が村長なんだよ…」

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