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短編

仲間

匿名 2日前
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精神科病院で働き始めました。 業務内容は清掃や備品の補充、看護師の雑用係です。  入院している患者さんの9割が幻覚や妄想、暴力行為が原因で一生家には二度と帰れません。薬、オムツ交換、食事、薬、オムツ交換···この繰り返しで患者さんの1日が終わります。それにスタッフ達の患者さんに対する態度はそっけないを通り過ぎて、もう少し言い方があるのでは?と思うものでした。 これが一生続くと思うと患者さんが不憫になって、私は耳を傾けるようになりました。    しかし、他のスタッフに見つかってからは、極端に接触を制限されてしまいました。病棟には診療で患者さんが部屋に居ないときだけ入れました。  先日、帰宅しようとしたら病棟に続くドアの前で名前を呼ばれました。 振り向くとすりガラスのドアの向こうに人影が見えました。 患者さんは鍵付きの部屋からは出られないはずだ、きっと看護師さんだろうと思い、ドアの隙間に耳を近づけるました。 顔を横にしてドアの隙間に耳をつける前に誰かに思い切り後ろに引っ張られました。 日直の看護師さんでした。 ドアを見ると隙間から細長い先を尖らせたプラスチックの棒のような物が何本も突き出ていました。思わず悲鳴を上げるとさらに何本も出てきました。 私と話していた患者さんの犯行でした。 鍵穴に細工をして鍵を突破、事前に私から聞き出した帰宅時間と職員の出入り口、建物の構造から私が通る場所に検討をつけていました。 私を狙った理由は、「自分みたいに目も耳も潰して仲間にしたかった」そうです。

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