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長編

合わせ鏡

匿名 3日前
怖い 901
怖くない 651
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を無くしてしまった。  その時、私は目が覚めた。 そう。夢だったのだ。 あの醜い施餓鬼のような妖怪は夢だったのだ。 今度こそ、いつも見慣れた天井が見えた。 ふと、足元で動くものがある。 あれ?変だなと思って身を起こすと。 居た。居たのである。あいつが。 夢の世界から抜け出て、今私の前にいる。 手に鎌を持ち、 夢と同じ様に私をにらみつけているのだ。 再び私は身体が硬直し、 またあいつが鎌で私の四肢を切り取る。 ヒヒヒヒッと笑いながら。 うわっ。なんだこれは!夢じゃないのか。 再び私は目が覚めた。 私は怖々足元を覗いてみた。 今度こそ大丈夫・・・・だろう。 いや、違った。 やはり居た。あいつが居た。 手に鎌を持って。 そして、さっきと同様、私の四肢を切り取る。 まるで私が怖がっているのが 楽しくて仕方がないような様子で。 そしてまた目が覚めた。 またまたあいつがいる。 そしてまた、私の手足を切り取る。 いったいどこまで続くのか? 底なし沼の夢の中。 夢から覚め、妖怪と出くわし、 手足を切られ、夢から覚める。 それを何度も繰り返した。 まるで、夢の中に何層も夢が内包されているような、 何段も重なった夢。 私はそこから抜け出せなくなっていた。 いつしか私は諦めともつかぬ気持ちに襲われ、 眠りに落ちた。 失神したという方が正解かもしれないが・・・。 その悪夢は、一日で終わらなかった。 ある時、ふと目が覚めた。 足は大丈夫だろうか? また、あいつがいるんじゃないのか? そっと手を伸ばして足に触ってみる。 太股は・・・あった。 身体を丸くしてもう少し下を探ってみる。 膝頭は・・・あった。 ホッと一息。 じゃあ、膝下は・・・・・・ない。 そこから先は、私の手が空中を泳いでいる。 え?まさか! ガバッと起きた私の目の前には、やはりあいつがいた。 目を覚ます前に、私の足は切り取られていたのだ。 ヒヒヒヒヒっ。 残忍な愉悦に満ちたその笑い声を聞きながら、 私は気が遠くなっていた。 次の日も、また次の日も、一週間ほど悪夢は続いた。 同じ夢、同じ内容、まるで私に念を押すように何度も何度も。 私は眠るのが怖くなった。 夜中目を覚ますのが怖くなった。 ふと目を覚ますと、 あいつがいつものように足元でモゾモゾしてるんじゃないのか。 その恐怖

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  • 言葉が難しくて話が入ってこないし怖さ半減…言葉の読み方や意味の方が気になって調べながら読む始末w
  • ある意味さだこさんの話みたいで恐い。
    まなちゃむ
  • 読んだことあるな
    まい
  • 表現の仕方がすごく特徴的なので小説家になっては?話自体は全く怖くはなかったですが
  • お祓いしてもらいなよ
    りー
  • よくわかんね
    みお
  • というか途中から哲学的な話に変わった所から読むの萎えた
    野獣先輩
  • 無限ループのはずなのに書けたの?
    a100-7
  • ↓それな
    野獣先輩
  • 寝るのが怖いって、いつ起きたんだ?境がなく続いたのに覚めたときの安心感がないのは不自然な気がする。
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