
中編
『 八つ当たり 』
匿名 4日前
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俺はだんだん本気でムカついてきた。
ヒートアップしてきた。
熱中してきた。
ある意味、俺が熱中症だった。
女「…連れてって」
俺「ふざけんな!てめぇなんざ連れてく金ねーわ!帰って屁ーこいで クソして寝てろ!」
イラ立ちで体が震えだした。
嫁が震えていたのは こーゆーことか。
そこだけは何とか理解できた。
女「今度はあたしが連れてってあげようか?」
俺「いやいや頼んでねーし!そもそも会話が成りたってないっしょ!『連れてって』の後に『あたしが連れてく』って訳わかんなくね!?よく考えてみ?矛盾してるっしょ!しかも『今度』って(笑)、今まで一度もねーわ、ボケ!」
俺は女をまくし立てた。
女「私は、助けてほしかったの…」
そう言って女は暗がりな方向に消えていった。
俺「バーカ」
最後に言ってやった。
アホな女をよそに、俺はとりあえず先に進むことにした。
すると嫁が、俺の手を掴んで制止した。
俺「なんだよ、肝試し行かねーのかよ!」
嫁「もういい、帰ろ」
俺「お前が行きてーって言ったんじゃねーのかよ!」
嫁「そうだけど…、もういいや…」
なんか嫁は疲れていた。
俺も肝試しなんて興味ないから、さっさと帰りたかった。
嫁「あんた凄いわ…」
俺「え?何が?」
嫁「なんか逆に怖いわ」
何が逆なんだろう?
ムカついてたのが顔に出ていたのだろうか?
俺「そ、そうか?」
嫁「うん、そう」
顔に出ていたのだろう。
帰りの車の中でも、嫁はうわの空だった。
また自分の世界に入っているのだろうか?
ふてぶてしさが半減した気がして、内心 俺は気分が良かった。
嫁「『知らぬが仏』って知ってる?」
俺「そりゃー…、有名だしな」
嫁「だよね…」
嫁の言わんとしていることは分かっている。
たぶん『俺がムカついていたことを知ってしまい、若干 傷付きました』的な感じだろう。
女心は難しい…。
いくらムカツク奴でも八つ当たりしたことは良くなかったと、俺は少しばかり反省した。
眠かった俺は、さっさと帰って屁ーこいで クソして寝ることにした。
後日談:
- 9
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chat_bubble コメント(14件)
- ここに書き込んだと言う事は女性を幽霊だと気づかずということだとおもう。 嫁視点で旦那が気づいてなかったなら成立したと思うけど気づいてなかったはずの旦那視点で書かれてるのは矛盾するのでは?あ
- (´・д・) こーゆうの要らね(´・д・)
- コメント欄見てると読解力が欠落してる奴が多過ぎて大丈夫か?ってなる。あ
- 汚い言葉、表現、読後感悪いですね匿名
- 普通に、幽霊と気づかずに八つ当たりしたって話だろ 女が生きてる人間前提で話すとか、バ/カしかいないのかここはナナシ
- これって、どゆこと?死天使ミカエル
- 頭悪い人って感じ❗ 人間性がヤバイ(*_*)
- イライラし過ぎw女の人も嫁さんもなんか可哀想になってきた。肉まん
- 男の危機察知能力がしんでて草
- 怖くはないけど面白かったですキキ