割と昔…俺が15歳の時の冬の話だ。じいちゃんっ子だった俺は長い休みになるとよく一人でじいちゃんの家に帰省してた。じいちゃんは俺が生まれる前にばあちゃんを亡くし、独り暮らしを続けていた。一人っ子だった孫を可愛く思ってくれていたんだろうか、独り故の寂しさからか、俺がじいちゃんの家に行くといつも朗らかな笑みを浮かべて歓迎してくれた。 ある日、いつものように帰省した俺はじいちゃんから物置小屋の掃除の手伝