本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

短編

バルカン 3時間前
怖い 366
怖くない 279
chat_bubble 0
3,726 views
私はほんとたまーに変なものを見るんだけど、ついこの間もまた奇妙な体験をしたので投下する。 私には二歳下の弟がいる。結構根暗なヤツで今は人生に何の楽しみもないらしい。強いて言うならゲームくらい。顔はイケメンなのに、女とも遊んだりせず、仕事からまっすぐ帰ってくる可哀想なやつ。 普段20時くらいに帰ってくるので、その日もそうだと思ってた。 母がお風呂に入る〜と言い、我が家(一軒家)の一階にあるバスルームに向かう前に、同じく一階にあるトイレに入った。私はちなみに二階テレビを観てた。しばらくすると母が上がってきて、「弟帰ってきた?」と私に尋ねた。私は、「いや?まだだよ、なんで?」と尋ね返すと、母曰く、玄関のドアが開いた音をトイレで聞いたらしい。てっきり弟が帰ってきたのかと思ったんだけど、と言うので、私は疑問に思いながらも泥棒か?と恐る恐る一階を見回った。 一階には誰もいなかった。聞き間違いだろうと納得して二階にいる母に言いに行くと、そっか、と母も納得してバスタオルを持ち、バスルームに行こうとした。 瞬間、私は母と誰かがすれ違うのを見た。 一瞬の出来事だったので、え?とつい声を出した。母はなに?と私に聞いた。 「今、お母さん、誰かとすれ違ったよ…」 もともと私が霊感があることを知っていた母は、「やめてよ、お風呂入れないじゃん!」と気持ち悪がった。 私は、ごめんと言いながらも、その誰かに見覚えがあった。はっきり見えたわけではない。だが、薄ぼやけたその誰かは、私の弟だった。 もちろん弟は生きてるので、霊ではないはず。 お母さんにそのことを言うと、「え、なにそれ。じゃあ、あの玄関のドアを開ける音も…もしかして弟?」 そこで私たちは、弟の身に何かあったのでは?と危惧し始めた。帰り道に事故にあったとか、そんな想像をしていると、「ただいま。」と誰かの声がした。弟だった。 本物の弟が帰ってきて、よかった〜!となっている私たち2人に弟はハテナ状態。 事情を説明すると、弟は「ああ、俺、今日体調悪くてめっちゃ帰りたいと思ってたから、生霊でも飛んでたんじゃね?」と冗談交じりに言った。 でもそれ、たぶん冗談なんかじゃなく、生霊だったのかもしれない。

後日談:

  • 読みにくかったらすみません。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.2.48

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

grid_3x3 話題のキーワード

search

サクッと読める短編の怖い話 サクッと読める短編の怖い話

読み込み中...