て来た。 「…い…やっ」 私と黒い服の女が至近距離になった時。 急に白い目が私を睨みつけて… 『まってよ！！！』 ……… 恐怖のあまり私はその場で気絶したみたいで、起きた時には職員室のソファに横になっていました。 職員室にいた先生達によると。 まだ部室に残って居た演劇の顧問の先生に私が階段の側で気絶している所を目撃したそうです。 「何があったの？」っと先生達にはこの話をしても絶対信じてくれないと思い、 「あぁ…練習の疲れで…」っとなんとか誤魔化しました。 それ以来…忘れ物はしなくなりました。 したとしても、一人では決して忘れ物を取りに行く事なんて出来ませんでした。 一体… あの女の人は何をしたかったんだろうと、思い出しては鳥肌が出る程…泣きそうになります。