今回は、３回目の投稿になります。 私（男）は、看護師です。 ある日の勤務終わり体験した話です。 その日は忙しい日だったため、定時は17:30だったのですが仕事が終わったのが23:00を過ぎて居ました。 私以外の日勤のスタッフは、みんな帰っていたため、病棟には夜勤スタッフ2名と私だけでした。 仕事が片付いて、帰宅しようとしました。 私「やっと終わった…。」 私「あがります。お疲れ様でした。」 夜勤スタッフ「大変だったね。お疲れ様です。気を付けて帰ってね。」 私「はい。では」 私の病棟は4階（仮）でした。更衣室が地下1階でした。 その為、いつもエレベーターで地下1階まで降りて居ました。 エレベーターはスタッフ専用のエレベーターで、3台並んで居ます。左から１つ目と２つ目は、ストレッチャーが移送できる大きいエレベーターで、右のは、車椅子が入る程度エレベーターになります。 私は疲れていました。 いつもは右のエレベーターを使う決まりになって居るのですが、その時間にエレベーターを使う人が居ないため、全てのエレベーターのボタンを押して、早く着いたエレベーターに乗ろうと待って居ました。 すると、1番左のエレベーターが先に着きました。私は迷うことなく左のエレベーターに乗り更衣室のある地下1階へ降りました。 地下1階に着いて、更衣室に向かおうと思い歩き始めた時 ピーンッ！ エレベーターが開く音がしました。 私（あれ…。誰か来たのかなぁ。） そう思いながらエレベーターホールを見てみると、右のエレベーターが開いて居ました。 普通エレベーターは押した階で誰も乗らないで、他の階に呼ばれるまではその階に待機しています。そのため真ん中のエレベーター4階に待機してありました。 私は疲れていたので誰かすれ違いで、地下1階エレベーターを呼んでいたんだなと思いました。（すれ違いなはずは…） とにかく帰宅したいと考えていたので、更衣室で着替えました。 着替えている途中で、病棟に携帯電話を忘れていた事に気づきました。 私の勝手な価値観なのですが、私服で病棟に戻り他のスタッフに見られるのが恥ずかしく思っていたため、ナース服のまま、また4階に戻る事にしました。 エレベーターホールに戻ると、当然左と右のエレベーターは地下1階に待機していて、真ん中は4階に待機してありました。 ちょっとだけ気味が悪かったので、左のエレベーターに乗りました。 4階に着いて病棟の方に向かっていると ピーンッ！ 後ろを振り向くと右のエレベーターが開いて居ます。しかし、誰も乗って居ません。 とても気味が悪かったのですが、疲れが酷かったので、そのまま病棟に行きました。 夜勤スタッフ「あれ？どうしたの？」 私「携帯忘れちゃって…（苦笑）」 携帯を取って、 私「本当にお疲れ様でした。（笑）」 夜勤スタッフ「はい。（笑）お疲れ様！」 そして、エレベーターホールに向かいました。 エレベーターは全て4階に待機してありました。 やはり、気味が悪かったので左のエレベーターに乗りました。 そして…地下1階に着きました。 私は更衣室へ向かいました。 しかし、気になる気持ちもありチラッと、右エレベーターの階表示を見てみると やはり、降りて来ていました。 ゾッとしたので、小走りで更衣室向かいました。その途中に… ピーンッ！ エレベーターが開く音がしました。 今度は振り向かず急いで更衣室に行き、すぐに着替えました。 エレベーターホールに行くのが怖かったので、私は更衣室の隣にある非常階段で1階に行き、職員玄関から帰ろうとしました。 職員玄関に行くと、夜警さんに 夜警さん「あれ、今日夜勤かい？」 私「いえ、さっきやっと仕事が終わったんですよ。」 夜警さん「そうだったのかい。お疲れ様。気を付けて帰るんだよ。」 私「お疲れ様です。明日は早番なので、また朝に来ますけどね（苦笑）」 夜警「ははは（笑）ちゃんと寝て来るんだよ。」 私「はい。（笑）では」 そう言って帰宅しました。 次の日の朝は早番のため眠い目を擦りながら出勤しました。 私「おはようございます。はぁ（あくび）」 夜警さん「おはよう。お！寝坊しないで、起きて来たね！（笑）」 私「なんとか起きれましたよ。（笑）」 夜警さん「ところでさ…。」 夜警さん「昨日、一緒に帰っていた人は誰なんだい？」