
長編
頭のない男
匿名 3日前
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逃げなきゃ!!
家は目と鼻の先。
猛スピードで車を走らせる。
家についた。周りを確認する。誰もいない。行くなら今しかない。玄関まで走る。
勢いよく玄関を開けて家の中に入ると母が起きていた。
助けを求めるように今まであった事を話した。
安堵からか無意識に涙が出てた。
その日はあまりの怖さに私の部屋まで母についてきてもらい
電気をつけたまま眠りについた。
そして夢を見る。久しぶりのあの日のことを。
高校生の時に見た2回目の幽霊。
自転車で帰る途中に電話ボックスがある。
そこで見たんだった。
赤のチェックシャツを着て
ダボっとしたジーンズを履いた
頭のない男の人が私の方を見て
電話をしていたことを。
2回目と3回目は違う人だったけれど、私はまた見てしまったんだね。
頭のない幽霊を。
頭の無い幽霊には
何か意味があるのだろうか。
幽霊の見た目とか雰囲気をみて
直感で思った事があるんだけど
今回見たパジャマ姿のおじさんは
病気で亡くなった人で
高校生の時見た人は
1980年代頃で当時23.24歳ぐらいの人で女の人に電話してその後事故にあったのではと感じた。
ただの直感だけど、これが頭から離れない。
いつからなのか分からないけど
気づいたら黒い影が私の周りをうろついている。
影に気づいた当初は
すごく怖いと思っていたけど
今はたまにしか見えなくなり
影も小さくなったと思います。
今後、不幸な事が起きなければいいと願います。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(3件)
- 分かります。一瞬でその霊の生前の情報が意識に入りこんでくる。私も一緒です。リアル
- 聞くだけで恐ろしいです。体験した方、貴重な話ありがとうございます。ぼんばー50
- 丁寧でわかりやすい文章。ドキドキしました!匿名