
短編
【SS】誰もいないのに
うんち 3日前
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これは今から3年程前のお話です。
私の職場はもともと 〝 出る 〟 と有名でした。
実際にみたという人は居ませんが、視線を感じたり、誰もいないのに音がしたり……
こういう話を聞いても私はあまり信じることなく、この日初めて、お昼休憩中に出ると言われている非常階段でお友達と電話をしていました。
(もともとあまり職場で私用の電話をすることはありませんでしたが、この日はだいぶと気が滅入っていたのもあり、軽い気分転換のつもりでした)
他愛もない話ではありましたが、私としてはこれだけでスッキリし、また午後から頑張れると立ち直れました。
電話越しにありがとう、それじゃあね、と告げ電話を切ろうとした時でした。
《あなた今どこにいるの?》
「え。 非常階段だけど……なんで?」
《え。 いや……周りの声が煩いから》
当たり前ですが、周りには誰もおりませんでした。
あれから職場で私用の電話をしたことはありません。
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- おー(^。^)ボルケーノ
- 実話ですからねきいろん
- これくらいの方がリアル感あって良いですねたま