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長編

リアルなゲーム

匿名 2日前
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画館のように薄い明かりがついていた。 そうだ!ゲームしてたんだっけ。 やっぱり、長かったな。 彼女怒ってないかな。 俺は扉を開けてゲーム機から出た。 すると、彼女は俺を見て驚いた顔で 「えっ?もう終わったの??」 店員はニコニコと俺を見ていた。 彼女が言うには、俺がゲーム機に入ってから出てくるまで1分程度しか経ってないと言う。 その1分のうち大部分はゲーム機の中に入る時間や出る時間なので、実質のプレイ時間はほぼ0秒だった。 俺はゲームの中で何十年という長い年月を過ごしたにも関わらず、ゲームの外ではほんの一瞬だった。 ゲームの中では消えていた元の記憶も戻っていて、逆にゲームの記憶が昨夜の夢のように薄れていた。 そのあと彼女が 「私もやってみるね。」 と言って中に入り、やはり1分もしないうちに戻ってきた。 戻った直後の彼女は、若さはそのままだが表情がおばあさんのように見えた。 しばらくするといつもの彼女の顔に戻ったが。 俺と彼女は店員にお礼を言い、その場をあとにした。 俺は彼女に 「どんな人生だったの?」 と聞くと、彼女は少し困った顔をして 「何か、女の人の人生だったよ。」 「そうなんだ?どんなの?」 すると、彼女は少し考えて 「それは・・秘密!」 「教えてよ!」 「ダメダメ!恥ずかしいし。」 苦笑いをする彼女。 「まさか、俺よりイケメンの彼氏と結婚とか?」 「違う!そういうのじゃない!」 「じゃあ。どういうのなんだ?気になるなぁ・・」 俺と彼女は冗談混じりにじゃれあっていた。 ・・・ (解説) 解釈① 主人公(俺)たちは、そもそも人間かどうかも分からない。 人間を客観的に見てる宇宙人か、そもそもこの世界(我々の住む宇宙)にいるかどうかも分からない謎の生き物である。 我々の今生きている人生も、実はこんなオチなのかも知れない。 解釈② (解釈①とは無関係) 主人公(俺)が見たゲームはそれ程問題ないが、彼女が見たゲームは偶然か必然か、彼女自身の人生だった。(但し堂々巡りになってしまうため、ゲームの中での『このゲームを体験する部分』はないものとする。) その先には壮絶な未来が待ち受けていて、ゲームを終えた彼女がおばあさんのように老けてやつれた顔をしていることが物語っている。 目が覚めたあとは、主人公と戯れ合うことによって悪夢を忘れようとしているのかもしれない。 そし

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