
中編
ぺたん、ずー
匿名 4日前
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ました。
大丈夫。顔は見られていない。
俺に追いつくはずもなく、俺がどの病室に入ったかもわかるまい。大丈夫、大丈夫、大丈夫…
足のない男性が何をしようとしていたのか?不明ながら、初めて恐怖を感じた健一さんは、ベッドの中で震えていました。
ぺたん ずー ぺたん ずー ぺたん ずー……
足のない男性が、健一さんの病室へと近づいて来ます。
気づかれていないから…!大丈夫、大丈夫、、、絶対!
足のない男性が、とうとう病室へ入ってきました。健一さんの恐怖はMAXに達しています。
…しかし、足のない男性は自分のベッドへ戻る気配はなくーー車椅子によじ登ると、健一さんの向いの患者の元へ進み…足元の布団をはぎ…足裏を舐めはじめたのです。
そしてまた、隣の患者の元へ行き、布団をはぎ、足裏を舐め…
健一さんは声が出そうになるのを必死にこらえました。
なぜ足裏を舐めるのか?その理由がよくわかっていたからです。
この時、季節は冬。冷えきった廊下。
スリッパを履いて後をつけると音が出るため、裸足だったのです。
足のない男性は、後をつけてきた者が裸足であることをわかっていたのです。
だから、犯人は足裏が冷たい者。
そして、自分の両手は冷えきっているため、舌で舐めて足裏の温度を確かめて回っていたのです。
ついに、健一さんの番になりましたーー
しかし、足のない男性は、健一さんの足裏を舐めると、これといった反応もなく、また隣の部屋へ車椅子で向かって行きーー
実は、冷え性の健一さんは、常備していた湯たんぽで必死に足を温めていたため、足裏は冷たくなかったのです。
朝起きたらすぐさまナースをつかまえて、足のない男性をこの病室、いや病院から追い出そう!!…しかし、なんて怖い物を見てしまったのだろう。早く朝になれ、朝になれ…朝になれ…
いつの間にか眠りに落ちた健一さんは、ふと目が覚めました。
見ると、足のない男性が、健一さんの頭上で、首を吊って死んでいたのです。
カーテンレールと病室のドア上部に紐をくくりつけ、わざわざ健一さんの頭上に位置するように…
さて、不可解なのは、足のない男性が、どうやって天井ほどの位置に紐をくくりつけることが出来たのか…?ということです。
なお、健一さんは、この出来事を語った後、精神病棟へ行ったそうです。
これというオチがなくてすみません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(15件)
- なぜ舐めるの?手があるのに?さ
- で?歪んだ価値観と、視点ですなさとる
- やっぱり薬やってるな。HDD
- 米欄が荒れるのは書き手のモラルが足りなかったから
- これって確かに怪談というか、、・・にしているんじゃ。。。。
- そんなん言ってたら怪談話全部できんやないか こんな話でこういう反応、みんな真面目ですね。匿名
- 多分書いてる人、処女独身wwtt
- たしかに、なんか人権侵害ですね。書いてる人に問題ありなのでは、、、
- 事故で歩けない人のこととか考えた方がいいね。削除希望。ぽぽ
- たしかに人権侵害。書いてる人の人格が、家系で語るってちょっとおかしい。ゆめ