
私と友梨は高校の図書室でよく勉強していました。彼女は社交的で、私は静かに本を読むことが好きなタイプ。そんな私たちは、互いに補い合う親友でした。
先月、同じクラスの田中くんから告白されました。友梨が彼に好意を抱いていることは知っていたので、驚きましたが、少しだけ嬉しい気持ちもありました。友梨には話していませんでしたが、心の中で葛藤がありました。
結局、私は付き合うことにしました。友梨には内緒にしておこうと思っていましたが、日が経つにつれて罪悪感が重くのしかかってきました。そして、本日、友梨を図書室に招いて、全てを打ち明けることに決めました。
「友梨、ちょっと話があるんだ。」
図書室に戻ると、友梨は静かに本を並べ替えていました。
「何かあったの?」
「実は、田中くんと付き合っているの…」
「うん、知ってるよ。」
「え?」
友梨は優しく微笑みました。
「ずっと待ってたの、話してくれるの。」
感動して涙が浮かびましたが、視線を少し逸らした瞬間、彼女の背後にある本棚に目が止まりました。友梨が並べ替えた本の背表紙が、何かを示しているようでした。
言葉の頭文字を繋げると、思わず息を呑むような言葉が浮かび上がりました。
「死 ね」
背筋が凍る思いがしました。これが友梨の本心なのか。それとも、ただの偶然なのか。
私の心は、恐怖で凍りつきました。友梨は、私の告白を待っていたのか、それとも…?その答えは、彼女の笑顔と共に、いつまでも私の中で渦巻いていました。恐ろしい真実に、逃げ出すこともできないまま。私たちの友情は、私の知らぬ間に暗闇に染まっていたのです。
その瞬間、図書室の静けさが一層不気味に感じられました。私の心の中には、友梨の笑顔が残り続けていましたが、その背後には深い影が潜んでいることを知っていました。私たちの関係は、もはや以前のようには戻れないのかもしれません。
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