
長編
かえして
匿名 4日前
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おい!携帯ならせ!」
D「お、おう!」
急いでCに電話をかける。ニコール目で出た。
A「C!今どこだ!C!」
C「…………」
A「C?」
D「あ……」
Dが突然旅館の方を指さした。入口にCが立っている。
A「C!なにしてんだ!早く乗れ!」
Aがどれだけ言っても一向に乗ってこようとしなかった。すると、通話中の携帯電話から、最悪の返事が帰ってきた。
「はははははははははははははは」
さっきの化け物の声だった。急いでCの方を見ると、最早Cは居なかった。代わりに、あそこで見た札だらけの人形がこちらを見ていた。
俺は恐怖のあまり、アクセル全開で発車した。音楽をガンガンにかけて死にものぐるいで走った。
気付いたら繁華街まで来ていた。駐車場に車を止め、すぐ近くのファミレスに入った。
Dはさっきから何も話さなかった。
Fはずっとカメラを弄っていた。
B「なんだったんだあれ……そういや、お前らは2階でなんかあったのか?」
A「2階はとくになんも。ただDが奥の方から嫌な予感がするって言ってたから行くのやめて戻ろとしたら階下から笑い声が聞こえたから先戻ってエンジンかけてた。その時はEだけ少し遅れて戻ってたなそういえば。」
E「塩なら撒いたよ」
D「多分あそこの旅館さ、入口の案内にあったけど、1階と2階の奥なんも書いてなかったんだよ。でも、明らかに空間はあった。」
E「そういやさ」
A「どうした?」
E「最後仕掛けた時、ふと思ったけど、誰か1階のドアかなんか壊した?」
B「襖なら……」
E「違う違う。なんか分厚い板にトンカチ振り下ろしたみたいな音。」
B「なぁE。お前それいつの話だ?」
E「ははははははの少しあとかな」
F「ねぇ……」
Fが唐突に口を開いた。カメラを弄る手が止まっていた。Fはふるえながら、カメラロールを指さしていた。
F「最後、逃げる時に間違えてムービーにしてたんだよ。それで、少しだけ後ろ、つまり化け物の方がとれたんだ。」
Fは画面をこちらに向けると、行くよ。といって再生ボタンを押した。
逃げる俺達、その後ろに映っていたのはCだった。Cは次の瞬間、180度首を回転させカメラ目線である言葉を繰り返していた。
「うでかえしてあしかえしてあたまかえしてかえしてかえして……」
ピリリ
携帯電話がなった。Cからだった。
俺「もしもし……」
「かえして」
俺「
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- 最初から爆発させる気満々で草真実を知る者
- 肝試しは不法侵入、なんて言われたりするけど爆発は完全にアウトじゃねえかアマランサス
- 化け物の笑い声で、笑い女おもいだした。 内容は色々と矛盾があるけど、怖かった・・・夢幻
- 逃げたあと、Cの話題出なさ過ぎじゃない? もっと心配するでしょ?普通は・・・ぴょん吉
- パーティが面白いな。 さしずめ、『俺』は武闘派で霊能力ありでいいヤツだけど思想がやばい写真部かな?あ
- え、めちゃ面白かった。ありがとうございますゆーな
- とりあえず怖そうな要素・盛り上がりそうな要素詰め込んだだけ まとまりもないしオチも弱い時間かえして
- この話はフィクションですね。あいしゃん
- cみすてたのか笑笑スパイダー
- 犯罪グループ・・・シロ