
長編
かえして
匿名 4日前
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B「床腐ってっから気をつけろよF」
F「あ、ありがとう。あのね…」
Fが何か言いかけたその時だった。
B「なんかこの襖変だな。色が……」
C「…!!馬鹿!そこは…」
Bは力任せにその襖を開けた。開けたというより破った。
B「……なんだこれ…」
俺「何?なんかあったの…」
開け放たれた襖の奥には人形が一体、ポツンと置いてあった。が、なにかおかしい。
F「ねえこれさ…死体……?」
それはない。死体だったら悍ましい匂いがするはずだ。近づいてよく見る。俺は見た事を後悔した。そこにおいてあったのはお守りや札やなんやらで埋め尽くされた日本人形だった。
俺「ひっ……」
C「だから開けんなっつっただろうが!!あいつらと合流するぞ!おいF!写真撮るな!」
F「撮っちゃったよ…」
B「走れ!A達と合流する……!?」
Bが叫んだ瞬間、一階の奥から何かを引きずる音が聞こえた。ずり……ずり……
だんだんその音は大きくなっていた。気丈で知られているBですら、動けずにいた。
そして、その主は遂に俺の視界に入ってきた。
簡単に言うと、エクソシストとゴキブリとナメクジと貞子を混ぜたような奴がそこにいた。これなんてカオス。恐怖を通り越して最早笑えてきてしまっていた。
B「あれ、さっきの女の人じゃね?」
C「やばい……あれはやばい……」
俺「Cどうした?おい!」
F「取り敢えず撮っとこう」
俺「おまww」
正直言うと、恐すぎて皆よく分からない状態になっていた。
「ははは……ははは」
B「あいつ今笑ったぞ……!?なんかやばい!」
その化物は一度止まると、こちらを向いた。すげえ怖かった。顔面血塗れなのに笑ってんの。しかも耳まで口が裂けてた。
「はははははははははははははは」
そいつは笑い出すとものすごい速度でこちらへ滑って来た。
B「おい!逃げるぞ!」
F「う、うん!」
俺達は車に向かって走り出した。やっとのことで車にたどり着くと、もうAたちがスタンバイしていた。
A「予想外だ!やばい!逃げるぞ!」
B「何があったんだよ!」
D「話は後だ!出してくれ!」
E「やってやったぜ!」
俺「E!あれ旅館に仕込んできたのか!?」
E「もち。」
F「ね、ねぇ皆!Cが来てないよ!」
全員「え……!?」
Cがいなくなっている。さっきまで一緒に……まさか!?
A「中にまだ居るってのか?
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- 最初から爆発させる気満々で草真実を知る者
- 肝試しは不法侵入、なんて言われたりするけど爆発は完全にアウトじゃねえかアマランサス
- 化け物の笑い声で、笑い女おもいだした。 内容は色々と矛盾があるけど、怖かった・・・夢幻
- 逃げたあと、Cの話題出なさ過ぎじゃない? もっと心配するでしょ?普通は・・・ぴょん吉
- パーティが面白いな。 さしずめ、『俺』は武闘派で霊能力ありでいいヤツだけど思想がやばい写真部かな?あ
- え、めちゃ面白かった。ありがとうございますゆーな
- とりあえず怖そうな要素・盛り上がりそうな要素詰め込んだだけ まとまりもないしオチも弱い時間かえして
- この話はフィクションですね。あいしゃん
- cみすてたのか笑笑スパイダー
- 犯罪グループ・・・シロ