
かつて、友人に誘われて訪れた長野県の廃校は、冬の冷たい風が吹き抜ける場所でした。
廃校は昭和45年に閉校となり、その後は誰も近づかない不気味な空間となっていました。木造の校舎は朽ち果て、寒さが骨に染み渡るような寒々しい雰囲気を漂わせていました。
この校舎は、過去に多くの生徒が不審な事故で命を落としたと噂されており、そのためか霊の目撃情報が絶えませんでした。
主人公はその日、特に心霊スポットとして有名な旧校舎に入り込んでみることにしました。夜の帳が降り、暗闇に包まれた校舎の中は、まるで時間が止まったかのように静まり返っていました。
彼は廊下を進みながら、ふと目に留まった壁に貼られた赤い紙を見つけました。そこには意味不明な文字が書かれており、何か不吉な予感を感じました。
その時、突然、後ろから足音が近づいてくるのを感じました。しかし、誰もいないはずの廊下から響くその音は、まるで誰かが自分の後ろに立っているかのようでした。恐怖に駆られ、振り返ると、そこには誰もいません。
彼は逃げ出そうとしたその瞬間、看護助手と思しき女性が現れ、彼を制止しました。彼女は不安そうに言いました。「ここにいると、赤い影が現れるんです。」
彼女の言葉を聞いた彼は、ますます不安を覚えました。実は、赤い影とは、過去にこの校舎で亡くなった生徒の霊だというのです。彼女は、その影を見た者に何かしらの呪いがかかると恐れていたのです。
驚愕しながらも、彼はその校舎から逃げ出すことに成功しましたが、赤い紙が自分の手に張り付いていることに気が付きました。それは不気味な感触で、彼は思わずそれを破り捨てたのです。
数日後、彼は友人たちと再会し、その体験を語りました。しかし、誰も彼の話を信じてはくれませんでした。彼は自分が見たものを振り返りながら、赤い影が本当に存在するのか、自問自答する日々を送ります。
今でも時折、あの廃校の近くを通ると、背筋が凍る思いがするのです。果たして、赤い影は本当にこの世にいるのだろうか。
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