本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

短編
柱の顔
匿名
柱の顔
短編

柱の顔

匿名
2018年8月8日
怖い 411
怖くない 368
chat_bubble 0
3,791 views

1年ほど前の夏の話。私は、友人達3人と私の田舎の祖母の家へと遊びに来ていた。その日は猛暑で夜でも暑いままだった。

あまりに暑いので、「なにか涼しくなる事は無いのか」と友人に言われた私は、「近くの山のお寺に肝試しに行ってはどうか」と提案した。

別に霊感がある訳でもなく、今まで幽霊など怖いと感じたこともなかった私は、肝試しなど、ただの散歩程度にしか思わなかった。

私の友人達3人も、心霊系が苦手という訳でもなく、「面白そうだ」と肝試しを了承してくれた。

肝試しの内容は、近くの山の麓までは全員で行き、山の中にあるお寺までは一人づつ向かう。そして、そのお寺の前で自撮りをして帰ってくるというものだ。時刻は深夜の2時を回った頃だっただろうか。

まず始めに、友人のAがお寺へ行った。Aは、怖がる様子もなく、十五分程で戻ってきた。「中々雰囲気あるな!」と言っているAからカメラを借り、写真を確認する。そこには、お寺の本堂の前でピースをしたAが写っていた。

あまりにあっさりと帰ってこられると、提案した側としては少し残念だ。私は、次に行くBを怖がらせようと、地面に生えていた草をむしり取り、草でスーッとBの首筋を撫でた。すると、青ざめた顔で「うわぁっ」と声を上げたのはAだった。

なんで驚かしてもいないAが驚くのか不思議に思い、「なんでお前が驚くんだよ?なんかあったのか?」と聞いてみる。

Aは、さっき自分で撮った写真のお寺の柱を指差し、「こ、ここ、ここに、か、顔が…」と震えた声で言った。

私とB、CはAの写真に視線を向けた。そして、Aの指差す柱を見ると、そこには確かに、明らかに人間の顔であろうものがくっきりと浮かんでいた。

浮かんでいる顔は、男とも女ともつかない顔で、目は大きく見開かれているようだった。「ここ、やばいんじゃねぇか?」誰からともなくそう言い、急いで家へと戻った。その時撮った写真は、あまりに怖かったのですぐに消した。

夜が明けて、私は祖母に昨日の夜の出来事を打ち明けた。すると祖母はゆっくりと口を開いた。「あの寺はねぇ、昔から出るっていう噂があってねぇ、幽霊も、盆にアンタらが遊びに来たのが嬉しかったんじゃろ…」と言われた。そうは言われても、気休めになるわけでもなく、その日のうちに皆で東京へと戻った。

あの日以来、肝試しはしていない。

1 / 1

後日談:

後日談はまだありません。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.2.98

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...