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短編

布団の周りを歩くナニカ

匿名 2日前
怖い 130
怖くない 130
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わたしの実家はc県の田園が多い片田舎です。 家は築40年木造二階建。 今は実家を出ていますが、思い起こせば実家では不思議な体験がよくありました。 中学生2年生の頃私は原因不明の痒みに悩まされ、夜も眠れない日々が続きました。 病院で検査しても何も異常はなく、原因もわからずでした。 睡眠不足が続き精神的にピリピリしていました。 ある時に学校の課外授業で田んぼを散策している時に、小さい陶器の人形を発見しました。 その人形は侍のような格好をしていて、お地蔵さんの隣に並べるように置いてありました。 わたしは何を考えていたのかその人形に石を投げ壊してしまいました。 その時は「あっやば」位にしか思っていなかったのですが、そこから毎晩のようにそれは始まりました。 痒みで眠れないのにくわえ、金縛りに合うようになり目も開けられない。全身から汗も出て服がびしょ濡れでした。 そしてわたしの布団の周りを何かが歩いている。 右耳の辺りから歩きだし、右肘、右膝、右爪先、左爪先、左膝、左肘、左耳、 足音は「どすっどすっどすっ」と聞こえる。 そして必ず最後お腹の上におそらく片足で立ちます。 そこでようやく目が空きます。 それが二週間くらい続きました。 二週間目の最期の日にも同じように、布団の周りをナニカが歩き最後お腹の上に来た時聞こえました。 「あやまれ」 って。 すごい低い声で囁かれ心臓がばくばくたのを覚えています。 わたしはとっさに謝りました。 そして次の日思い当たった「陶器の侍」の元に線香を持ち謝罪に行きました。 それからは痒みは続きましたが、ナニカが歩くのは無くなりました。

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