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短編
金龍ラーメン
匿名
短編

金龍ラーメン

匿名
2019年10月5日
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大阪ミナミに5店舗を構える老舗・金龍ラーメン。四十年以上の歴史を持ち、「大阪といえば金龍」と、地元では広く認知されている。また、24時間営業をいち早く始め、夜のミナミ界隈では「酒の後のシメ」として定番だ。

私は十年ほど、この金龍ラーメンで夜勤のアルバイトをしている。夜勤は夜の11時から朝の7時にまでの8時間。各店舗は二人体制で途中休憩を挟みながら働いている。ただし、一店舗だけ一人体制の店がある。それは、千日前の出来事だ。にある支店だ。

十年近く前の出来事だ。深夜1時、客足の途絶えた戎橋店の厨房を、私は1人で掃除していた。この時間に掃除を終わらせておくと、あとの仕事が楽になる。客が来ないうちに片付けてしまおうと、せっせと掃除にはげんでいたら、いつの間にか入口の券売機の前におばあさんが立っていた。

「いらっしゃいませ。券売機で食券をおねがいします。」

金龍ラーメンは入口に券売機があり、客はそこで食券を購入した後、奥のカウンターまで持ってくる。そしてラーメンができあがると取りにきてもらう、セルフサービスとなっている。そのシステムを把握していない初めての客にもわかるように、いつもこの台詞を言う。それにしてもあのおばあさん、いつから居たのだろう。

「..............」

返事がない。おばあさんは券売機の前に立ったまま、一向に動く気配がない。

「お客様ー、券売機で食券をお願いしますー」

「.......三..............じゅ.......」

ん?おばあさん、何かを言っている。

「.......三の.......んの.......じゅうろ.......」

何だ?

「.......三の.......四の.......十六.......」

三の四の十六?数字?なんの数字だ?

「......んまち、三の、四の、十六」

声がだんだん大きくなってきたぞ、何だいったい?

「上本町三の四の十六」

.......私の家の住所だった。

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