
長編
私が霊を信じるようになったわけ
ボク 2日前
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これは私が高校生の頃の話です。
当時、私は関西の南の方の地方に住んでいました。そこはお世辞にも都会とはいえないような所です。地方に住んでいる方ならお分かり頂けるでしょうが、都会と比べて地方は遊ぶ場所が少ないことからマンネリ化するのが早く、いつも友達と集まりはするものの、「なにするー?」と暇をもて余していました。
当時、私達は携帯のカメラで撮った写真をカメラ屋さんで現像して、10代の思い出作りをしていた時期なので、日々刺激を求め続けていました。
そしてある日。
いつもの週末のように近くの公園で友達数人と「なにするー?」状態になっていた時、友人のNが提案をしてきました。
「俺の高校の連れがさ、今日俺らみたいに暇してるからこっち遊びにこーへんか?って誘って来たんやけど…行ってみる?」
それを聞いて暇をもて余していた私達はすぐに合意し、Nの友達の住む地域へと電車に乗り向かいました。
その友達は市内に住んでいるみたいでした。
もちろん私やその場にいたN以外の友人はそのNの友達とは面識はありません。
だけど知らない地域に終電ギリギリで向かうのだからテンションはMAXです。
Nの友人達が待つ駅へと到着する頃にはすでに0時を回っており、駅前のロータリーはほとんど人通りがなく、タクシーの運ちゃんがタバコをふかしながら暇そうに談笑してるのが目に入りました。
そして私が
「おいN、お前の友達ってどこ?」
と私達は回りをキョロキョロ見渡しました。
そしたらロータリーの横にあるコンビニの前に4.5人の同世代ぐらいの人気がありました。
「あ、あいつらや」
Nが駆け寄ります。
私達は初対面なので少したじろぎながらも近づき挨拶をしました。
話してみると、Nの友人達は皆すごくフレンドリーで
その中でもリーダー格のKという友人がひときわ愛想が良く、
「いつも君らの事Nから聞いてるで!」
と気さくに話しかけてくれました。
そして緊張もほぐれた所で私が
「ほんで今晩なにして遊ぶん?」とKに尋ねました。
私達は初めて来た土地なので回りに何があるのかも全く知らないですし、今晩の遊びのメニューはNの友人達に決めてもらおうと思いました。
するとNの高校の友人グループの一人が、「怖場行かへん?」と行ってきました。
一応説明するが怖場とは心霊スポットの事である。
「えーやん!いこいこ!
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