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短編

佇む老人

とみお 2日前
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怖くない 238
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これは俺が中学2年の時に体験した話だ 正直俺は成績がそんなに良くないため、夏休みの補習で学校へ行くことになった 普段なら通学路を通って学校へ行くのだが なぜかこの日に限ってはわき道を通って近道をしてみようと思ったんだ 人一人通れるくらいのわき道を進んで行くと少し開けた場所に出た こんな場所があったなんて知らなかった俺は探検しているみたいで少しワクワクしていた 5メートルくらい先にそこそこ大きな池が見えた 「へぇこんなところに池なんてあったんだ」と思いながら池に近づき池を覗いたら 水面に写る俺の隣におじいちゃんが立っていた あまりの衝撃に俺はビックリして尻もちをついてしまった これほど驚いたのは、後にも先にもこの時だけだ ゆっくりと立ち上がりながら恐る恐る俺はおじいちゃんに「いつからいたんですか?」と聞いた おじいちゃんは、俺の問いに答えてくれなかった それどころか俺の存在すらに気づいていないような感じだ するとおじいちゃんは、無言で正面に見える民家に指を指した 俺はそれにつられておじいちゃんが指した民家の方を見てしまった そこには、この世の者とは思えない鬼のような形相をした女が立っていた あまりの恐怖に俺は猛ダッシュで家まで帰った この時補習の事など頭から消えていた それから何事もなく2日経った その日は、再補習の日だったが学校に行くのが怖くて補習をサボってテレビを見ていた その時たまたま見たニュースで殺人事件が報道されていた ニュースを見て俺は鳥肌がたった 殺人事件の被害者は、俺が2日前に見たおじいちゃんだったからだ 口論になり娘がアイロンでおじいちゃんの頭を殴って殺したとの内容だった 死後3日程経っていると報道されていた 死後3日、、、 俺があの時あったおじいちゃんは、いったいどっち側の住人だったのだろうか...

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