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中編

大阪・○橋のホテル街

匿名 3日前
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ました。 彼氏は無頓着なのですぐ就寝。 私は当たり前ですが、中々寝付けずにいました。 磨りガラスの向こうが気になったのですが、ピタっと彼氏にくっついて見ないようにしてると、知らない間に私も眠っていました。 夢なのか現実なのか分からないのですが、私はベッドの上に座っています。 すると磨りガラスがゆっくりと開き、赤い服?を着た女性の方が入ってきます。 普通に考えればあり得ない話なのですが、夢見心地だったため現実味がなく、あまり怖いとは感じませんでした。 するとその女の人はベッドの周りをゆっくり歩いていきます。 そして彼氏が寝ている足元で足を止めました。 その時に初めて、ヤバい!!!と思ったのですが、体が動きません。 女の人は這うようにベッドに上がってきます。 そして彼氏の足、腰、首と這ってきました。 何とかしないと彼氏が死ぬ!と思った私は思いっきり力を込めて体を動かしました。 その瞬間に目が覚めたのか、今度はしっかりと意識がありました。 すると隣で寝ていた彼氏が物凄い汗をかき、体をくねらせながらゔーゔーと唸っています。 季節は真冬。尋常じゃない汗と彼氏の動きに焦りながらも必死で彼氏をゆすり起こしました。 しばらくすると唸っていた彼氏も落ち着きを取り戻し汗も引いていきます。 その間彼氏は一度も目を開けなかったのですが、なんとか寝息を立てて寝始めたため少し安心して私も横になりました。 そこからは一睡も出来ず、あの女の人の事を考えながら朝を迎えました。 チェックアウトをする際、 「昨日なんか変な夢でも見た?」 と彼氏に聞いたのですが、 「いや?なんで?」と。 「物凄い汗かきながら唸ってたで」 って言うと、 「そうなんや」と、まるで他人事。 私は何か隠してるなと悟りました。 でも、私も昨夜の恐怖を思い出したくなかったので、その日はそのまま家路に。 しばらくして、その彼氏とは別れたのですが、彼氏の職場の後輩くんに聞いた話では、 「なんか情緒不安みたいになっていて、仕事も休みがち。遅刻や早退も多くなって、付き合いも悪くなった」 と話していました。 今となればその彼氏とも会社の人とも連絡を取っていないので分かりませんが、彼が無事に生きていることを願うばかりです。 大阪にお住いの皆様も、大阪のJ区○橋の格安ホテルには注意してくださいね。 長々と失礼いたしました。

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